社員が亡くなってしまったり、社員の親族に不幸があったりしたときには会社から供花を贈るのが一般的です。
しかし、どのようにして選んだら良いかで困ってしまうこともあるでしょう。この記事では会社から供花を贈るときの基本を紹介します。通販で購入する方法についても説明するので手配の仕方として参考にしてください。
会社から供花を手配する時の料金相場は?
会社から供花を手配するときにはスタンドで贈るのが一般的です。
葬儀用の供花スタンドの相場は一基あたり15,000円から50,000円程度ですが、会社から贈る場合には見栄えが良いように30,000円から50,000円程度のものを選ぶケースが多くなっています。
なお、一対のスタンドを贈る場合には単純に料金は2倍になるわけではなく、1割くらいは安くて済むのが通例です。
会社から供花を贈る時の名前の書き方
社員でお金を出し合って連名として贈る場合
社員でお金を出し合って会社から供花を贈る場合には連名で名前を書きます。人数が少ない場合には全員の名前を書き出してしまっても問題ありません。身分の高い人から順に左から記載するのが基本になっています。
ある特定の部署の全員から贈る場合には、会社名と部署名を記載するのが一般的な方法です。その際に部長や課長などの身分が高い人が含まれている場合には「代表」として氏名を書き、次に営業部一同などといった書き方も可能です。
会社全体として贈る場合
会社全体として贈る場合には一人一人の名前を書くことはなく、会社名だけを書く、または会社名の後に社員一同と書くのが最も一般的な方法です。
あるいは代表取締役社長の氏名を代表として会社名のうしろに記載することもあります。親会社と子会社から贈るようなケースでは同じ供花スタンドにせず、別々にして贈るのがマナーです。
その際には記載の仕方を統一するのが慣習になっているので、会社名だけを書くのか社長の名前も書くのかといった点を打ち合わせしておきましょう。
会社から供花を手配する時のポイント
喪主・葬儀社・葬儀場に確認を取る
会社から供花を贈る場合には喪主や葬儀社、葬儀場などに余計な負担をかけないように配慮するのが肝心です。家族葬のときのように家族だけで静かに葬儀を執り行いたいという場合もあるので、供花を贈って良いかを喪主に確認しましょう。
承諾を得られたら葬儀社や葬儀場に連絡をしてスタンドの置き場所を確保してもらい、搬入するときの段取りを打ち合わせします。通常は配送するタイミングを聞いて希望に合わせるだけで十分です。
宗派によって供花の色や種類が異なる
供花の色は白で菊の花を使うというのが一般的ですが、実は宗派によって色や種類として推奨されているものが異なるので注意しましょう。宗派によっては白だけでなく、ピンクを混ぜるのが良いとされていることもあります。
故人の宗派が何だったかがわからないことも多いので、遺族や葬儀社に確認して適切な供花を用意するのが肝心です。葬儀社はこのような事情に詳しいことから、適切なお花が何かを具体的に教えてくれるでしょう。
供花のお礼のお返しを考えて高価すぎるものは贈らない
供花をお葬式に贈ったときには遺族はお礼をするのが基本です。参列してくれた人に対して香典返しをするように、会社から供花を贈ってもらえたらその内容に応じた返礼をするのがマナーになっています。
その負担も考慮してむやみに高価な供花にしないのも重要です。特に小さな規模で葬儀をしている場合には、金銭的な悩みがある場合もあります。あくまで供花は気持ちを伝えるのが大事だと考えて選ぶようにしましょう。
供花と弔電を両方贈る場合は配達日時に注意
供花だけでなく弔電も贈りたいと考えることもあるでしょう。この際に重要なのが配達日時に注意することで、両方同じタイミングで送れば良いというわけではありません。
弔電は葬儀の前日に贈るのがマナーなのに対し、供花は通夜に間に合うように贈るのが基本です。供花は葬儀社が準備する都合もあるので、当日あるいは前日に送れるように手配しておくことが必要になります。
会社から供花を手配するなら通販サイトがおすすめ
会社から供花を贈るときには外出する必要なく就業時間中にインターネットを通じてオーダーできる点で通販サイトがおすすめです。
ラインナップも豊富なので贈り先に応じて適切なものを選べます。自社で受け取りをする必要もなく、指定した日時に配送してもらえるのもおすすめな理由です。ここからはおすすめフラワー通販サイトを3サイトご紹介いたします。
プレミアガーデン
プレミアガーデンはシーンに合った美しいデザインのフラワーギフトを手がけているショップです。胡蝶蘭やアレンジメント、スタンド花などを取り扱っていて葬儀用の花にも対応しています。
アレンジメントなら5,000円から、スタンド花なら15000円から用意してもらうことが可能です。配送も柔軟に行ってもらえることに加え、スタンドの立て札も無料で対応してくれるといったサービスが充実しています。
日比谷花壇
日比谷花壇は色とりどりのフラワーギフトを取り扱っているショップで、供花として利用できる白色を基調とした商品も豊富です。
葬儀用のお花の特集記事もあるので、どんな候補があるのかをよく比較吟味した上でより良いものを選ぶことができるでしょう。
価格帯としては5,000円から50,000円程度のものがあり、贈り先に応じて適切な価格のフラワーギフトを選ぶことができます。
ビジネスフラワー
ビジネスフラワーは格式のあるシーンで利用するのに適した落ち着いた雰囲気のフラワーギフトを主に取り扱っているショップです。
葬儀のシーンは代表的なもので、胡蝶蘭や供花スタンド、フラワーアレンジメントなどを選ぶことができます。
10000円以上のお花が大半を占めていて、特に20,000円から30,000円台の商品の選択肢が多いのが特徴です。会社で供花を贈る際には適切な価格帯のお花を選びやすいでしょう。
まとめ
会社から供花を贈るときには料金の高さや名前の書き方に注意し、喪主や葬儀社の以降を重視するように心がけるのが大切です。通販サイトを使ってお花を手配するのは効率的で、スタンドやアレンジメントなどの豊富な候補から選べます。
会社として贈ると決めたときには積極的に活用しましょう。
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