花・観葉植物の育て方・プレゼントまで紹介

「供花」にそえる「芳名名札」(ほうめいなふだ)の書き方と注意する点

供花

「芳名」(ほうめい)とは、名前を表す敬語表現です。「供花」をお贈りする場合は、お贈りした「供花」に名札をそえるのが一般です。

似たような言葉に「芳名板」というのがありますが、これは葬儀に際し多くの「供花」が届けられ全てを飾れない場合に「供花」を贈ってくださった方のお名前を一覧で紹介するいわば案内板のことです。

「供花」を贈りすると「芳名名札」という贈り主の名前を記す立札も必要になります。当然、名前の書き方には作法があります。ここでは、「芳名名札」の書き方と手配方法、注意点などをまとめていきます。

供花の芳名名札の書き方

個人で贈る場合

 個人で贈る場合には、個人名だけを「芳名名札」に記します。贈る前にご遺族側に供花を贈っても良いかのご意向を確認するのが望ましいです。

直接お会いする機会があればその時にお伺いすればいいですが、そうでない場合は葬儀社に確認をするといいです。

「芳名名札」には基本、贈り主の氏名のみが記されます。「芳名名札」の中央に「○○ ○○」と記します。

会社・法人として贈る場合

会社や法人として「供花」を贈りする場合には「芳名名札」には会社名や法人名を記します。

正式な名称で、「〇△□株式会社」「○○法人□□□」などのように「芳名名札」に記するのが望ましいですが、社名が長い場合は(株)(有)などのように省略しても構いません。

社名の他に代表者の名前を載せる場合は、会社の代表者、法人の代表者の名前をフルネームで記します。その際、役職も記します。

○○株式会社
代表取締役社社長 □□ □□

などのように右側に社名、真ん中に役職、氏名の順に記します。会社として、法人として「供花」を贈る場合は、その代表者は役職の最も高い人の名前を記します。

連名で贈る場合

友人や同僚など複数で「供花」を贈りする場合は、「○○一同」のように表記します。名前を記す場合は3人までは個人名を記すことができます。4人以上の場合は「一同」とまとめて表記します。

複数の氏名を記す場合は、肩書や年齢や関係の深い順に右から順に記すのがルールです。例えば会社の部署の同僚と「供花」をお贈りするような場合は、次のようになります。

○○株式会社 営業部
□□ □□
△△ △△
◇◇ ◇◇

また、一同でまとめて記す場合は次のようになります。

「○○大学 同期生 一同」「△△家 孫一同」「○○株式会社 ◇◇部 一同」いずれも中央に「組織名 一同」といった形で記します。

複数名で「供花」お贈りする場合は、個人名を記載した書面をそえるといいです。

供花の芳名名札の手配方法

基本的に「芳名名札」を自分で書くことはありません。多くの場合「供花」をお花屋さんや葬儀社に依頼をすることになります。その際、お花屋さんや葬儀社が「芳名名札」の手配もしてくださいます。

手配をする段階で、「芳名名札」に記す名前を聞かれます。名前間違いがあるといけません。会社名、組織名、氏名を含め正確に伝えるための工夫が必要です。

その為、電話での口頭確認のみで済ますのではなく、メールやファックスなどを利用して正確な情報を伝えるようにしてください。

供花の芳名名札に関する注意点

宗派によって供花の色も名札の有無も違う

宗教や宗派によって「供花」「芳名名札」に対する考え方が違います。「仏教」「神道」「キリスト教」でその違いを見ると、「仏教」では「菊」「カーネーション」「ユリ」「デンファレ」などが使われます。

「神道」では、「榊」「白菊」が大半を占めます。

最後に「キリスト教」では「小菊」「カーネーション」「ユリ」と小ぶりの花が使われます。「芳名名札」は、「キリスト教」では使用しません。同時にスタンド花も贈りません。

葬儀場や葬儀社によっては供花の持参が禁止されていることも

葬儀場や葬儀社によては「供花」の持参を禁止しているところがあります。多くの花が届くのは、葬儀を華やかにするので良い側面がありますが、片付けを要する側面もあります。

葬儀に関わる全てを任される葬儀場や葬儀社においては、片付けも大切な仕事です。

このように総合的に見て「供花」の持参をお断りしている場合があります。また、ご遺族のご希望で「供花」をお断りしている場合もあるのです。

ご遺族のご希望に反するようなことは避けたいものです。「供花」をお送りする前に葬儀場や葬儀社に確認を取るようにしてください。

英語名の方はカタカナで表記する

「供花」を贈る際の「芳名名札」の記載は外国人の場合はどうすればいいのでしょう。また、外資系の会社で正式な社名が英語の会社の場合はといった疑問も生まれます。

英語については「カタカナ」で表記をするというルールがあります。例えば、「アルベルト・アインシュタイン」のようにすべてを「カタカナ」で表記をします。

供花の芳名名札無料サービスがあるおすすめ通販サイト

プレミアガーデン

「プレミアガーデン」は通信販売でお祝いの花や供花を販売する会社です。東京を拠点に、大阪、名古屋、福岡に支店を展開しています。供花のラインナップは全14種類です。価格は7,000円から35,000円となっています。

供花のメイン商品は15,000円から20,000円の価格のものとなっています。もちろん、「法名名札」は別途費用が必要ありません。

注文の際にお伝えすれば、「プレミアムガーデン」で「法名名札」を書いてくれ、「供花」とともに指定した葬儀場へ配送してくれます。

東京23区・横浜市・川崎市(一部地域を除く) /埼玉・千葉の一部イベント会場・名古屋市内(一部地域を除く)・大阪市内(一部地域を除く) ・福岡市内(一部地域を除く)であれば当日の配送にも対応してくれます。

プレミアガーデン公式サイト

日比谷花壇

老舗の花屋が行っている通販サイトです。全国に支店や提携店舗を構えていますので多くの地域の方の利用が可能です。「供花」のスタンド花の種類はそれほど多くありません。価格帯は16,500円から33,000円です。

もちろん「芳名名札」の費用が別途かかることはありません。社名や名前の記載もすべて行ってくれます。10時までの注文であれば当日の配送してくれます。10時以降は地域によっては当日、または翌日と差があります。

日比谷花壇公式サイト

ビジネスフラワー

「ビジネスフラワー」は、品川の本社で注文を受け、受けた注文を提携しているお花屋さんへ依頼しスタンド花を作成し、配送する形で運営を行っています。

「供花」のスタンド花の価格は15,000円から82,000円までの商品があり、ラインアップも44種類を提供しています。当日配送可能なのは限られた商品のみで基本的に翌日の配送となります。

商品数が多いお店なので商品を選びたい方にはおすすめのフラワーショップです。「芳名名札」に別途費用は必要ありません。
ビジネスフラワー公式サイト

まとめ

葬儀の際に葬儀場を彩る意味合いもある「供花」ですが、その「供花」にそえる「芳名名札」にも作法があります。また、宗教や宗派によってその取扱いにも差があるのが現実です。

「芳名名札」には中央にフルネームで氏名を記入するというルールがありますが、キリスト教では「供花」は自宅へ「法名名札」なしで、しかも籠花や花束のスタイルで贈るのがルールです。

また、あまりにも高額な「供花」を贈りするのはご遺族のご負担になるので避けるべきとされています。細かなルールがありますが、これまで見てきたとおりにそれほど難しいルールではありません。

しっかり理解し、いざという時に活用できるようにしておきましょう。

モバイルバージョンを終了