しつこいコバエから観葉植物を守る予防策や対処法とは?

記事一覧

せっかくおしゃれな観葉植物を飾ったのにコバエがわいてしまってお困りの方はいませんか?
これでは観葉植物をながめてリラックスするどころかストレスがたまってしまいますよね。
じつはほんのすこし気をつけるだけで観葉植物にわくコバエは防げます。
またすでにコバエがわいてしまっていても退治できますのでご安心を。
いやなコバエを予防、退治して観葉植物を楽しみましょう。

観葉植物にコバエをわかせない5つの予防策

観葉植物にコバエをわかせないためには日々のちょっとしたお手入れがポイントです。
観葉植物をただながめるだけではなく葉の裏や土の表面などもチェックしてコバエがわかないように、わいたらすぐに対処するようにしましょう。

予防策1 風通しの良い場所に置く

観葉植物はできるだけ風通しの良い場所に置くのが理想です。
適度な日光と風にあたらずに土の表面が湿ったままだとコバエが卵を産みつけて繁殖してしまうからです。
とはいえ住宅事情で置く場所が限られている人もいますよね。
そこで小ぶりな観葉植物であればときどき外に出す、大きい観葉植物はときどき窓際で日光と風に当てる、などしましょう。
また茂りすぎた枝葉は風通しを悪くしますので適度にカットしておくことも大切です。

予防策2 無機質の土を使用する

コバエの仲間には土の表面に卵を産みつけるキノコバエ類がいます。
そのため観葉植物を育てる土は有機質の土ではなくて無機質の土を選ぶようにしましょう。
無機質の土には赤玉土、鹿沼土、バーミキュライト、サボテン類によく用いられる化粧砂などがあります。

予防策3 受け皿の水をためない

受け皿に水をためたままにしておくことはコバエがわく原因のひとつです。
また観葉植物が枯れてしまう原因の多くは水のやりすぎとされています。
(ただし葉水は毎日与える)
葉や土の中の状態を見極めながら上手に水やりをすることが観葉植物を美しく保つコツです。

受け皿に水がたまっていたらコバエ予防のためにすぐ水を捨てることはもちろんですが、水やりの量やタイミングを見直してみましょう。

予防策4 有機肥料ではなく化成肥料を使う

一般的な園芸植物には有効とされている油粕や鶏糞などの有機肥料ですが、有機肥料はコバエが大好きな餌でもあります。
コバエ対策のためには観葉植物の肥料は有機肥料ではなく鉱物などから作られた化成肥料を使用しましょう。

予防策5 天然素材の虫よけ薬を使う

コバエがわく前に虫よけ薬を散布しておくことも有効です。
しかしちいさいお子様やペットのいるご家庭では強力な薬を使えないケースもあります。
そこでおすすめしたいのが天然成分から作られている虫よけ薬です。
代表的なものにはインドセンダンという植物が原料の「ニームオイル」と炭化した炭で作られた「竹酢液」があります。
どちらも観葉植物に使う場合には水で100倍に薄めたものを葉っぱの裏表や土の表面に散布します。

観葉植物にコバエがわいてしまったときの対処方法

これまで見てきていただいたようにコバエは観葉植物からわくのではありません。
観葉植物が植えられている土や観葉植物が置かれている不適切な環境からコバエは生まれます。
コバエがわいてしまったら土を入れ替えたり置き場所を変えたりする必要がありますがそれらの作業前にわいてしまったコバエを退治しなければいけません。
コバエの退治方法に有効なのは殺虫剤です。
飛び回るコバエにはスプレータイプの殺虫剤、土周りのコバエには土に差し込むタイプの殺虫剤、があります。
化学殺虫成分を含まない製品もありますのでご家庭の環境に合わせて殺虫剤を選択しましょう。

コバエがわきづらい観葉植物5選


観葉植物の中にはコバエなどの虫がわきづらい植物があります。
これらの植物を選びつつ適切なお手入れをすることで観葉植物を楽しむ暮らしを送りましょう。

ホンコンカポック

ホームセンタでもよく見かける人気のある観葉植物です。
ハイドロカルチャーでの栽培に適しているのでほとんど虫がつかない観葉植物であり性質も頑強なので育てやすい植物と言えます。

ペパーミント

ペパーミントをはじめとするミント類の香りはコバエがとても苦手とするものです。
虫よけにミントの香りや成分を使った製品が多いのもそのためです。
ペパーミントは食用やアロマにも使えることから利用価値の高い観葉植物と言えます。
伸びてくる葉をつぎつぎと摘み取ってもすぐに新しい葉が育つほど丈夫です。
繁殖力も強いのでほかの植物と一緒に植えるのは避けましょう。

トラデスカンチア

トラデスカンチアの魅力は70種類以上とも言われる種類の多さにあります。
日本のムラサキツユクサもトラデスカンチアの仲間ですが種類ごとに色や模様が異なり愛好家が多いことでも知られています。
特別な手入れをしなくても日光に当てるだけで育つことも人気の理由です。

サンスベリア

サンスベリアは空気の清浄力に優れ乾燥に強いことでも人気の観葉植物です。
また風水的にはその鋭い葉先から「トラノオ」とも呼ばれ邪気を払う植物としても知られています。
オフィスに置く観葉植物としても人気なので目にされたことがある人も多いのではないでしょうか?

ガジュマル

ガジュマルは別名を「幸運の木」と呼ばれプレゼントに選ばれることも多い人気の観葉植物です。
日本国内では沖縄に自生していてキジムナー(火の精霊)が住む神秘の木として大切にされています。
十分な日光さえあれば育つほど丈夫ですので日当たりのいい場所に置きましょう。

まとめ

観葉植物にわくコバエは土や手入れのやりかたで十分に予防できます。
またコバエがわきづらい観葉植物も種類豊富です。
コバエ対策をしっかりと行い観葉植物のある暮らしを楽しみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました