ここでは、観葉植物のウンベラータの増やし方を紹介します。ウンベラータは葉が大きい観葉植物であり、コツさえ掴めば簡単に増やすことができます。そのため、大きくなりすぎた場合でも小さくすることも可能です。ウンベラータの増やし方を知りたい人におすすめの内容にまとめています。
ウンベラータとは
ウンベラータとは、観葉植物であり、大きな葉が特徴的な植物です。比較的簡単に増やすことができ、葉が大きいこともあり、見栄えもよく、人気の観葉植物でもあります。葉の形がハートに見えることもあり、風水的に恋愛運アップやリラックス効果があると言われています。ウンベラータは定期的に植え替えをする必要があり、知識と技術さえあれば増やすことも可能です。
ウンベラータの植え替え方法
ウンベラータは年中室内に置いておいて問題はありませんが、定期的に植え替える必要があります。植え替えをしないと根を上手く張ることができず、成長不足になってしまう原因にもなります。そのため、正しい植え替えの方法を学ぶようにしましょう。知識なく植え替えてしまうと弱らせてしまったり、最悪枯らしてしまう原因にもなります。次に、ウンベラータの植え替え方法や必要な物を紹介するため、参考にしてください。
植え替えに必要な物
・一つ大きいサイズの鉢
・土
・移植ごて
・軍手
ウンベラータを植え替えるのであれば大きいサイズの鉢を事前に用意しておきましょう。同じサイズの鉢に植え替えすることもできますが、その際には根を少し切る必要があります。土は用意した鉢の半分程度の土で問題ありません。ホームセンターなどで販売されているガーデニング用の土でも問題なく活用することが可能です。あとは作業で使う移植ごてや手が汚れないようにするための軍手を用意しておきましょう。
植え替える手順
ウンベラータを植え替える前に水やりを控えて土を乾かしましょう。濡れた土では、鉢から出した際に崩れてしまいやすく、根についている土まで落ちてしまいます。多くの土が落ちてしまうと根が弱ってしまい、根付くまでに時間がかかってしまいます。
小さいサイズの鉢で育てている場合は逆さまにすると簡単に鉢から出すことができます。ある程度生長している場合は両手で幹の部分をしっかり握り上に引っ張ることで鉢からとることができますが、上手く根付いていないと土だけ残して抜けてしまうリスクがあります。
現在使用している鉢を今後活用することがないのであれば、側面を縦方向に切る方法もありますが、ノコギリやハサミなどが必要になり、重労働になってしまう欠点があります。
上手く鉢から取り出すことができたら、新しい鉢の底に砂利などを入れて水はけが良くなるようにして、鉢の3分の1程度土を入れます。次に、根の周りを軽くほぐしつつある程度土を落としましょう。
あとは新しい鉢にウンベラータを入れ、周りに土を入れて安定させます。周りに土をしっかり入れ込まないと安定せずにぐらついてしまったり、見栄えが悪くなってしまうため、注意しましょう。
また、土の中に空間が生まれてしまうとそこだけ根を張ることができなくなってしまうため、同じく注意する必要があります。土を入れた後はしっかり水やりをしましょう。完全に根付くまでは頻繁に水やりをする必要がありますが、肥料などは1~2週間程度与えないようにしましょう。
植え替えをする頻度
ウンベラータを植え替える頻度は基本的に2~3年程度が目安と言われています。あまり頻繁に植え替えを行ってしまうと弱ったり、生長しにくくなります。逆に長期間植え替えをしないと根を張ることができず、生長不良で枯れてしまう原因になります。適度に植え替えを行うことで元気に生長して形や葉の色も良くなり、観葉植物として見栄えが良くなります。観葉植物は育てる手間が少ないですが、最低限の世話をしなければだんだん形が乱れてしまったり、葉の数が少なくなる原因にもなります。
植え替えをする適した季節
植え替えをする季節は5~9月が適しています。特に5~6月は最もウンベラータに負担が少なく、植え替えに成功しやすい季節でもあります。5月は芽吹く季節であり、冬の生育が止まっていた状態から再び、生育が始まる時期です。そのため、根の生長や水分や養分を吸収する能力も高まる傾向があります。植え替えは必要な作業ではありますが、植物自体にある程度の負担をかけてしまう作業です。根が出やすい季節であれば植え替えても比較的早めに養分を吸収することができ、枯れてしまうリスクを下げれます。一方、冬の寒い季節では、さまざまな活動が弱まっていることもあり、植え替えても効率よく根から水分や養分を吸収することができず、弱ってしまう原因になります。
植え替えの目安
上記では2~3年程度で植え替えをすることが適していると紹介しましたが、違う方法でも植え替えのタイミングのサインを確認することができます。鉢の下から根が多く出てきてしまっている場合は、鉢の中全体に根が張っている証拠でもあるため、植え替えのサインとなります。そのため、植え替える前には一度鉢の底面を見て、根が出ているか確認しましょう。適した環境でウンベラータを育てることができていれば2~3年たてば鉢の底から根が出る場合が多いですが、水やりが少なかったり、日が当たりにくい場所に置いていると生育が遅れてしまい、根の張りも少なくなります。あまり根が張っていないにも関わらず、植え替えをしてしまうと鉢から出した際に根から土が落ちてしまいやすく、上手く植え替えができなくなってしまいます。
ウンベラータの育て方
ウンベラータは観葉植物の中でも葉が大きい特徴があり、人気の理由でもあります。そのため、日中は太陽の光が届く場所に置いておくことが好ましいです。しかし、真夏の時期では葉が焼けてしまう原因になるため、あまり日が当たらない場所に移動することをおすすめします。冬の季節は窓辺に置けば太陽光で暖かくなるため、光合成を効率よく行うことができ、おすすめの場所ですが、太陽が沈んでしまうと一気に気温が下がってしまうため、室内に移動するようにしましょう。また、葉が大きいことはそれだけ水分を蒸発しやすいことであり、根にあげる水やりだけでは水分不足に陥ってしまったり、葉の色が悪くなる可能性があります。そのため、水やりは根だけではなく、霧吹きなどで葉にも水をかけるようにしましょう。
まとめ
ウンベラータを植え替えすることで綺麗な形にすることができたり、弱ってしまうリスクを下げることができます。正しい知識を身につけて植え替えを行う必要があり、知識なく行ってしまうと枯らしてしまう原因になります。ウンベラータの状態をよく確認してから植え替えを行うようにしましょう。
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