アガべ(リュウゼツラン)の花言葉は?人気の品種や育て方も解説

観葉植物

アガベ(リュウゼツラン)の名前は聞いたことがあるけど、どのような植物なんだろうと思う方は多いのではないでしょうか。アガベはテキーラの原料でもあり、生涯で1度しか花を咲かせない希少性の高い植物です。今回は、アガベ(リュウゼツラン)の花言葉や人気の品種・育て方・風水効果などを解説します。アガベを育てる上での注意点などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アガべ(リュウゼツラン)の花言葉をご紹介

アガベ(リュウゼツラン)の花言葉は「繊細」「気高い貴婦人」です。生涯1度しか花を咲かせないことにちなんで「繊細」の花言葉がつけられ、世紀の植物(センチュリープランツ)とも呼ばれています。また、「気高い貴婦人」の花言葉は、ゆっくりと生長する姿が高貴なプライドを感じさせることに由来するとされます。

アガべの基本情報

アガベは、日本語では竜舌蘭(リュウゼツラン)と書きますが、蘭の仲間ではありません。

メキシコを中心にアメリカ大陸全体に分布している多肉植物で、先の尖った葉がロゼット状に広がっています。アガベは、世界中に300種以上あると言われていて、直径5cm程度の小さなものから5mを超すような大きなものまでサイズも様々です。また採取されるシロップはテキーラの原料としても知られています。

アガベの基本情報は以下となります。

英名Agave

Century plants

和名竜舌蘭
原産地中~南アメリカ
学名Agave
科名リュウゼツラン科
属名リュウゼツラン属
園芸分類多肉植物、アガベ
樹高・草丈5~200cm
耐寒性強い
耐暑性強い

アガベの花の特徴

アガベの花は生涯に1度だけ数十年かけて咲き、花を咲かせた後は、石化したように枯れていく特徴があります。開花時期が近づくと、ロゼット状に広がる葉の中心部から真直ぐ上に花茎を伸ばし、茎の先に花を咲かせます。アガベの花の形状は品種にもよりますが、花びらいっぱいの華々しい花とは程遠い地味な形状です。しかし、厚みのある葉を持ったオーナメントのようなアガベから真直ぐに空へと伸びる花は圧倒的な存在感です。

アガベの名前の由来

アガベの名前は、別名のリュウゼツラン(竜舌蘭)の学名「Agave」をカナ読みにしたものが由来です。アガベの原産地は主にメキシコが中心で、観葉植物としてのみならず、現地ではお酒のテキーラやアガベシロップの原料としても使用されています。

アガべにはどんな種類がある?人気の品種をご紹介

アガベは、300種を超すと言われているほど品種の多い植物です。中でも人気のある品種を以下ではいくつかご紹介します。

アガベ・チタノタ

アガベ・チタノタは、北アメリカやメキシコなどを原産とするリュウゼツラン科の多肉植物で、暑さにはとても強く乾燥を好む植物です。比較的寒さにも強く、育てやすいので初心者の方にもおすすめの品種です。ホームセンターに売っているような安いもので数千円程度で購入することができます。選抜された海外の輸入株や希少性が高いものになると数十万円というものまであり、個体によって1つ1つ違った顔を楽しむことができます。

アガベ・雷神

アガベ・雷神は、ブルーグレーのウェーブ状に伸びる葉が非常に美しく、「神の花」「雷神の花」とも呼ばれています。アガベ・雷神の花は50年〜100年に1度咲くと言われており、花が咲いた後は子株を残し枯れてしまいます。見た人は「雷神の力」を得て幸運になるとも言われている花です。

アガベ・アメリカーナ

アガベ・アメリカーナは、メキシコとアメリカ南部の一部地域が原産の観賞用植物として人気の高い植物です。種名のamericanaはアメリカの意味で、アメリカ原産であることを表しています。広く栽培された結果、世界の多くの地域で帰化しており、アメリカのアロエと呼ばれることも多いですが、南アフリカに多く自生するアロエ属の植物とは全く関係がありません。

アガベ・ビクトリア・レジーナ

アガベ・ビクトリア・レジーナは、メキシコ北部に位置するコアウイラ州、ドゥランゴ州、ヌエボ・レオン州で発見されました。日本では「笹の雪」の名前で流通しています。ビクトリア・レジーナは様々な種類のアガベと交配されてきたため、日本でも小型のものや斑入りのもの、葉の幅が広いもの、狭いものなどバラエティーに富んだビクトリア・レジーナを目にすることができます。葉は深い緑色をしており、ペンキを垂らしたような白い模様が入っています。一見、不規則な模様に見えますが、葉の1枚1枚がほとんど同じ模様をしています。葉先にアイスピックのような固く尖った棘を持つため刺さると大ケガに発展する恐れがあるため、鉢を置く場所や地植えをする場所には充分な注意が必要です。

アガベ・アスール・テキラーナ

アガベ・アスール・テキラーナは別名「ブルーアガベ」と呼ばれており、茎から取れる汁がシロップやテキーラの原料になります。シロップは抗酸化作用が強く、血糖値の上昇が穏やかなことから、欧米を中心に健康食品として人気を集めています。

アガベの風水効果

アガベには、葉に棘があるため、サボテンと同じく邪気を払ってくれる効果があると言われています。また、上に伸びる葉は陽の気を発しているとして、気を活発にしてくれる効果もあるそうです。人の動きがあるリビングや玄関先、仕事場などに置くのがおすすめです。

アガべの正しい育て方

用土・肥料

アガベに肥料を与える時期は、生育期の春〜秋に当たる4〜10月です。生育期の期間は、緩効性の肥料を2ヶ月に1回を目安に与えてください。即効性のある液体肥料を与える場合は、10日に1回を目安として与えるようにしますが、多肥にはしないように注意する必要があるでしょう。多肉植物は元々あまり肥料を必要とせず、肥料が多すぎてしまうと、肥料焼けを起こして大切な根っこ部分が傷んでしまうため注意してください。

置き場所

アガベはメキシコやアメリカ西部など日照の多い地域で生息しているため、日の光を好みます。日当たりの悪さで枯れてしまうことは稀ですが、アガベを元気な株に育てるためには日の光が非常に重要です。そのため、なるべく日当たりと風通しの良い場所で育てることをおすすめします。日当たりが極端に悪い場合や室内で育てる場合には、日の光代わりのLEDが必須になるでしょう。特に、植物育成用ライトは光合成に特化した作りのためおすすめです。

水やりの頻度

アガベは元々乾燥帯で生息しているため、あまり水を必要としません。長期間水やりをしないと心配になりついつい水をあげたくなりますが、水の与えすぎは根腐れの原因になります。また、急激に葉が成長すると葉に亀裂が入るなど、肉割れのような状態になることもあります。そのため、アガベが水を欲しがっているのか、しっかり見極めることが大切です。下葉3〜4枚ほどにシワが現れたら、水を与えてください。

植え替えのタイミング

アガベの植え替え時期は、霜が完全に降りなくなった4〜5月頃が適期です。アガベを長年狭い鉢植えで育てていると、水分や養分をうまく吸収することができなくなり、生育不良に陥り、鉢全体に根が回ってきてしまいます。そのため、2年に1回を目安にして植え替えを行いましょう。

まとめ

今回は、アガベ(リュウゼツラン)の花言葉や人気の品種・育て方・風水効果などを解説しました。アガベの花言葉は、生涯1度しか花を咲かせないことから「繊細」、ゆっくりと生長する姿が高貴なプライドを感じさせることから「気高い貴婦人」とつけられました。

また、世紀の植物(センチュリープランツ)とも呼ばれておりとても珍しい植物であることが分かります。アガベの風水効果は邪気を払い、気を活発にするので人の動きがあるリビングや玄関先、仕事場などに置くのがおすすめです。アガベを育てることに興味のある方は、好みの品種を選んで育ててみることをおすすめします。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました