コーヒーの木に花言葉はある？基本情報や育て方をご紹介

人間の生活に欠かせない飲み物であるコーヒー。コーヒーがないと暮らせない、というかたもいらっしゃるかもしれません。そんなコーヒーの原材料であるコーヒー豆がとれる木、それがコーヒーの木と呼ばれる植物です。白い花を咲かせ、赤いコーヒーの実をつけ、そこからコーヒー豆が収穫できます。実はコーヒーの原材料としてではなく、観葉植物としても大人気だということをご存知でしたでしょうか。素敵な花言葉をはじめ、インテリアに映え、さらに風水効果もある嬉しい観葉植物です。そんなコーヒーの木の基本情報や生育方法を解説します。 

コーヒーの木に込められた花言葉 

コーヒーの木の花言葉は「一緒に休みましょう」です。世界中で飲み物として愛されるコーヒーの原料となるコーヒー豆がとれる木でもあります。この花言葉もコーヒー（飲み物）として利用されている点、リラックスしながら人々がコーヒーを飲んでいる様子からつけられました。一緒に生活している人、働いている人などに贈るのにぴったりの花言葉です。コーヒーの木とコーヒーがあればそばにいる人ともっと仲良く、素敵な時間が過ごせるでしょう。 

コーヒーの木の基本情報

コーヒーの木の基本情報を見ていきましょう。

特徴 

コーヒーの木の最大の特徴は、原料となるコーヒー豆がとれることです。原産地のエチオピアをはじめ、アフリカ各地、ブラジルをはじめとする南米など世界中の熱帯地域で栽培されています。コーヒー栽培に適した赤道近くの地域はコーヒーベルトと呼ばれています。近世までは高級品としてアフリカから世界中に出荷されていました。また、そうした飲料用の商業栽培のほかに観葉植物としても人気があり、1年中グリーンを楽しめる常緑の観葉植物として流通しています。剪定なしでも整った樹形を保てる点も人気のポイントです。アフリカ各地ではコーヒーの実からカフェインがとれることにより薬効効果があるとされ、薬としても古くから利用されてきました。 

花や木の実の特徴

コーヒーの木は、ジャスミンに似た白い小さな花を咲かせます。開花までは発芽から3年〜5年かかりますが、一度咲いた場所には二度と咲かないため、とても貴重なお花です。

開花のあとは、緑色の実をつけます。完熟すると「コーヒーチェリー」と呼ばれる実になり、そのなかにコーヒー豆となる種子が入っているのです。コーヒー豆になるまで5年〜10年と時間はかかりますが、上手に育てれば家庭でもコーヒー豆が収穫できます。 

名前の由来

コーヒーの木のうち、最も一般的な品種が「アラビカ種」です。「アラビカ・コーヒーノキ」とも呼ばれます。日本で見ることのできる観葉植物も多くはこの品種です。コーヒー豆としても最もメジャーで、「アラビカコーヒー」という名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。アラビカ種はエチオピアで発見され、まずイエメンをはじめとしたアフリカ各地に広まりました。その普及を担ったのがアラビア人であったため、「アラビカ種」と呼ばれることになったという説があります。また、アラビカ在来種のうちの「モカ」は早くから世界中にコーヒーを輸出していたイエメンの町の名前に由来しています。

コーヒーの木を風水のアイテムとして飾ろう！

風水的にはコーヒーの木には「リラックス効果」や「子宝運」が期待できます。そのほかにも「金運」や「人間関係や家庭を円満にする効果」もあるため、飾るだけで運気がグッと上がるでしょう。

ここでは、コーヒーの木の風水効果を上げるおすすめの飾り場所をご紹介します。 

玄関

コーヒーの葉は丸みを帯びています。丸みのある葉の植物は、風水では陰の気を持つとされているため、コーヒーの木を玄関に置くと、金運アップが期待できます。玄関は人や外気、外からのエネルギーなどあらゆるものが出入りする場所です。ここに陰の気を持つ植物を置くと、家に入ってくる邪気や厄を祓い、お金や金運が外へ出て行くのを防いでくれるでしょう。 

トイレ 

トイレには陰の気が溜まりやすく、風水的には運気が下がりやすい場所です。コーヒーの木を置くことで、溜まった気を払い、浄化させる効果が期待できます。

また、垂れ下がった葉を持つ植物でもあるため、飾るだけでリラックス効果も期待できるでしょう。

書斎

風水では、書斎は「仕事運」に影響していると考えられています。作業に没頭するあまり気が張り、過剰に集中することで書斎には陽の気が溜まりがちです。書斎にコーヒーの木を置くことでエネルギーが中和され、リラックスすることができます。そうすることで仕事や勉強の作業効率をあげることができるでしょう。 

寝室 

寝室にコーヒーの木を置くと、リラックス効果や子宝運アップにつながります。コーヒーの木はコーヒーチェリーと呼ばれる赤い綺麗な実をつける植物です。風水では赤い実をつける植物は子宝運をあげると考えられているため、子宝運を期待できます。さらに人間関係を円満にする効果もあるため、家庭内での人間関係を良好にしてくれるでしょう。 

リビング 

コーヒーの木には、「人間関係を円満にする」効果があるため、人が集まるリビングに置くと、楽しく過ごせる場所になるはずです。さらにリビング（居間）が西にある場合は、陰の気を持つコーヒーの木を置くことで金運をアップさせることができます。

リビングに飾る場合は、電子機器の周りがおすすめです。風水では電子機器の発する電磁波はあまりよくないエネルギーだと考えられています。観葉植物には、電子機器から出る邪気を吸い取り、浄化してくれる力があるため、テレビなどの周りに置くと良いでしょう。 

コーヒーの木の正しい育て方 

コーヒーの木は比較的育てやすい観葉植物です。しかし、基本的な育て方をしっておくことで、より確実に育てることができるため、置き場所や水やりの方法はしっておきましょう。

ここでは、コーヒーの木の正しい育て方をご紹介します。 

置き場所

コーヒーの木は日当たりのいい環境を好みます。耐陰性はあまりないので日当たりの良い場所で明るい場所で管理をしましょう。ただし、直射日光を浴びすぎると葉焼けを起こしてしまうため注意が必要です。屋外に飾るときは、直射日光が当たりづらい「明るい日陰」、屋内に飾るときは、「レースカーテンのうしろ」など、工夫をして飾ると良いでしょう。

逆に冬は寒すぎる環境に晒してしまう可能性が高いです。冬の耐寒温度は5℃なので、室内に入れて管理をすると良いでしょう。 

水やりの頻度

春〜秋は表面の土が乾いたら、鉢の底から流れ出るぐらいたっぷり水をやります。目安は表面の土が乾いているかどうかです。指で触ってしっかりと確認しましょう。冬は休眠期に入るため水やりの頻度を抑えます。表面の土が完全に乾いて、数日経ったら水をあげるようにしましょう。コーヒーの木を含め、観葉植物は水をやりすぎると根腐れを起こす可能性が高いです。そのため、季節を問わずしっかりと土が乾いたら水やりを行うようにしましょう。 

温度・湿度 

コーヒーの木を育てるのに適した温度は「15°C〜25℃前後」です。耐寒温度は5℃ですが、寒さには弱いため、外気が10℃以下になる場合は早めに室内にいれると良いでしょう。日本の気候で育てる場合は季節によって室内・屋外と分けて管理をすると良いです。

また、コーヒーの木は比較的湿度の高い環境を好むので、乾燥には気をつけなければなりません。とくに乾燥が強く出やすいのは葉なので、葉水を行って乾燥の対策を取るようにしましょう。

コーヒーの木の花言葉についてよくある質問 

花や観葉植物をプレゼントとして贈る場合、花言葉はつい気になってしまうものです。悪い意味がついていないか、人によっては嫌な意味にとられる可能性のある言葉でないかなどを考えてしまいます。コーヒーの木はプレゼントとして贈るのに適しているか、贈りたい場合はどこで、そしていくらぐらいで購入すればいいのかを解説します。 

プレゼントとしても贈れる？ 

コーヒーの木はおしゃれで育てやすい観葉植物としてプレゼントにおすすめです。「一緒に休みましょう」という素敵な花言葉があるため、贈る際にはぜひ花言葉を添えて贈るといいでしょう。さらに風水効果があるため、新居・開店祝いなどのギフトとしても適しています。

大きさも手に収まるサイズの鉢で育てる小ぶりのものから中型、大型のものまで種類豊富です。

インテリアとして贈る場合、おしゃれな鉢を選びコーディネートして贈ると喜ばれるでしょう。

コーヒーの木はどこで購入できる？

街の園芸店やインターネットショップで苗や鉢物を入手できます。「アラビカ・コーヒーノキ」種は育てやすい観葉植物としてポピュラーであり流通量も多いため、簡単に購入が可能です。最近ではインテリアショップや100円ショップでも購入できる場合があります。インターネットで既にある程度育った鉢物を入手する場合、値段はサイズにもよりますが、Sサイズで1000円台後半〜、Mサイズで3000円〜6000円前後、Lサイズになると1万3000円前後になってくることが多いようです。 

まとめ 

近年のコーヒーブームにより、自宅で豆から挽いて飲んでいるかたも増えてきました。愛好家と呼ばれる人々も存在するほど世界中で人々から愛されている飲み物です。コーヒー人気がますます高まるなかで、観葉植物としてのコーヒーの木もメジャーになってきました。もしかしたらコーヒー豆が自宅でとれるかもしれない、と考えると育てるのも楽しくなりそうですね。インテリアとしてのおしゃれさや風水効果もはじめ、そんなワクワクとした楽しみを贈ることができるコーヒーの木。花言葉を添えて、ギフトやプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。