シュロチクは、観葉植物のなかでもとてもおしゃれな品種です。和の雰囲気を演出できるのはもちろん、洋室にも合わせることができます。葉が特徴的な植物ですが、お花が咲くのを知っていますか?もちろん花言葉もあります。今回はシュロチクの花言葉や、基本情報を中心にご紹介します。
シュロチクの花言葉とは?
シュロチクには「向上心」という花言葉が込められています。シュロチクは上に伸びて成長していくことから、この花言葉がつきました。成長したいという気持ちを後押ししてくれる観葉植物といえますね。花が咲かなくてもシュロチクの花言葉は意味を持ちます。「向上心」という前向きな花言葉は、どんなシーンでも相手に贈ることができるでしょう。
シュロチクの基本情報
シュロチクの基本情報を見ていきましょ。
植物名英名 | Reed rhapis |
植物名和名 | シュロチク |
原産地 | 中国 |
学名 | Rhapis humilis |
科名・属名 | ヤシ科ラピス属 |
園芸分類 | 観葉植物 |
草丈・樹高 | 2m程度 |
耐寒性・耐暑性 | やや弱い |
ヤシ科ラピス属で中国が原産国です。寒さ、暑さともにやや弱いため、室内で育てるほうが良いでしょう。初心者でも育てやすい観葉植物で、どのような雰囲気のお部屋にも合わせやすいです。
特徴
シュロチクの最大の特徴は葉っぱの形です。葉っぱの形は細長く沢山生えていて、ボリュームがあります。葉っぱが風になびくと、とても心地よい音が聞こえるのも特徴の一つです。まるで森の中にいるような音を楽しむことができます。窓際に置くことで、窓から入る風で葉っぱがなびく音も楽しむことができるでしょう。
シュロチクは、成長すると2メートルくらいの高さまで伸びてきますが、剪定することで好みの高さで育てることができます。種類は豊富ではありませんが、鉢の色や形を楽しむことで、シュロチクの魅力をより引き出すことができるでしょう。
観音竹との違い
シュロチクと同じヤシ科の植物で、観音竹というものがあります。パッと見た感じは、シュロチクに似ているので、見間違える人も多いようです。見分けるポイントは「葉っぱ」で、よく見ると幅が異なります。シュロチクのほうが葉っぱは細くなっていて数も多いので、見栄えがより美しいです。種類がわからない場合は、葉の形や枚数を見て判断すると良いでしょう。
シュロチクの正しい育て方
シュロチクは初心者でも育てやすい観葉植物です。しかし、正しい育て方をしないと枯れてしまいます。正しい育て方とは、どんなポイントに注目したらよいのでしょうか。項目ごとに詳しく見ていきます。
置き場所
シュロチクを置く場所は、できるだけ日当たりと風通しの良い場所にしましょう。ただし、直射日光は「葉焼け」の原因となるのでなるべく避けるのが良いです。短時間であれば問題ないですが、長時間直射日光が当たる場合は、明るい日陰に移動させるかこまめに場所を変更してください。室内で管理をする場合は、レースカーテンなどを使って直射日光を避けましょう。また、窓をあけることで、風通しも良くなります。
ただし、気温の高い日は窓際のカーテン越しでも、反射光などで葉焼けしやすくなるため注意が必要です。なるべく窓から離すなど、対処法を見つけましょう。
水やり方法
観葉植物は、頻繁に水やりをしなくても育てられるものが多いです。シュロチクも同じですが、季節によって水のやりの頻度は変えるようにしましょう。春から夏にかけて生育期となるので、この時期は土が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。とくに気温が高い日は、土の乾燥状態をこまめに確認して水やりを行いましょう。冬は、成長しませんが、水やりは必要です。土が乾いてから水をあげてください。
どの季節も共通して、水のあげすぎは「根腐れ」の原因となります。水やりのあとは、受け皿に残る水も捨てるようにしましょう。
剪定方法
シュロチクは、非常に高さが出る植物なので、必要以上に高くなってしまったら剪定をします。シュロチクの剪定は、見た目を整える意味もありますが、葉っぱの通気性を良くすることで、病気を防ぐ目的もあるため、しっかりと剪定をしましょう。葉っぱが枯れている場合は、葉先だけならその部位だけを、全体なら根元からしっかりと切ります。剪定の時期は、秋から冬が最適です。
シュロチクは風水効果も抜群!
素敵な花言葉がついているシュロチクは、風水効果もとても良いです。シュロチクの風水効果はどんなものがあるのでしょうか。早速見ていきましょう。
出会い運
シュロチクは、葉っぱが上に向かって成長する植物です。上に上に伸びていくところから、さまざまな運気が上昇すると言われています。なかでも、無数に開く葉の様子が、人との出会いに例えられていて、新しい人との出会いや機会を増やすと解釈されているようです。このことから「出会い運」に効果があるとされています。
健康運
シュロチクは、大きくなればなるほど濃くはっきりとした緑色に葉を変化させます。そもそも風水的に緑色は「健康運」を上げる色とされているため、濃い緑色の葉がつくシュロチクにも健康運が期待されるようになりました。
ほかにも、「木」と「土」の関係性は非常に強く、風水的にも健康運に大きく影響します。風水としてみても、シュロチクは健康運が上がりやすい条件が揃っている観葉植物です。
邪気を払う
シュロチクの葉っぱは、先がとがっていて細長いです。風水では、細長くてとがっている葉っぱは、邪気を払う効果があるため、シュロチクを飾ることで、邪気を払う効果が期待できるでしょう。
小さい尖った葉っぱが多いと、さらに邪気を払う効果が高まります。邪気払いでシュロチクを購入する場合は、大きさよりも葉の数で選ぶと良いでしょう。
風水のアイテムとしてシュロチクを飾ろう!おすすめの場所
シュロチクの風水効果をより高めるためには、置き場所も意識してみてください。置き場所にこだわることで、期待できる風水効果が異なります。今回紹介するのは、以下の3箇所です。
- 玄関
- トイレ
- リビング
それぞれを詳しく見ていきましょう。
玄関
シュロチクを玄関に置くと、家全体の運気を良くすることができます。玄関は、さまざまな運気を取り入れる場所です。良い気も悪い気も入ってきますので、室内に良い気を入れるためにシュロチクを飾りましょう。シュロチクは、風水で邪気を払うパワーがあるとされているので、悪い気を入れないように防ぐ効果が期待できます。
トイレ
トイレは、風水的に悪い気が溜まりやすい場所だといわれています。水回りであること、窓が小さく薄暗いことが理由です。陰の気が多い場所にシュロチクを飾ることで、気を整えて明るい空間を保つことができるようになります。
また、匂いが気になる場所でもあるので、運気はもちろん空気清浄の効果も期待できるでしょう。ただし、トイレは日が当たらないことも多いので、こまめに日光浴をさせて元気に育てていくことが大切です。
リビング
家族全員が集まるリビングは、観葉植物の置き場所として最適です。シュロチクは邪気を払う効果があるので、リビングに飾ることで、家族全員の運気を上げることができます。
デザイン性も高いので、風水の効果を感じながらインテリアとしても飾っておくことができるでしょう。ホコリが溜まりやすい場所でもあるので、こまめに葉水をしてお手入れをしてください。
シュロチクに関するよくある質問
シュロチクは、初心者が育てやすい観葉植物ですが、初めて育てる場合は分からないことも多いはずです。そこで、シュロチクを育てるときによくある質問をご紹介します。
枯れても復活できる?
シュロチクが枯れてしまったら、まずは1本幹の部分をカットして中の状態を確認しましょう。もし内部が乾燥していて、さらに固く茶色い場合は、幹が腐っています。この状態は復活が厳しいので、早めに剪定をして枯れた部分を落としてください。みずみずしさがあり枯れている感じがなければ、時間をかけてお手入れすることで、復活できる可能性があります。置き場所や水やりの頻度に気をつけて育てていきましょう。
屋外でも育てられる?
シュロチクは屋外で育てることもできますが、基本的には室内で育てるのに適している観葉植物なので室内がおすすめです。屋外の場合、外の気温に気をつけなければいけないので、管理も大変です。観葉植物の管理が初めての場合、室内で育てるほうが長く楽しむことができるでしょう。
まとめ
観葉植物で人気があるシュロチクについてご紹介しました。素敵な花言葉があるので、贈り物にもぴったりですね。また、葉が特徴的な観葉植物でもあるので、インテリアとして飾ることで、風水効果も期待しながらおしゃれに飾ることができます。ぜひ生活にとりいれてみてくださいね。
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