観葉植物を生活の中に取り入れたいけど、きちんと育てることができるのか不安に思っている人は意外と多いのではないでしょうか。
しかし、観葉植物は上手に育てるポイントさえ覚えれば、簡単に育てることができますよ。
この記事では、初心者でも簡単に育てられる観葉植物や、取り入れるメリットなどを詳しく解説していきます。
観葉植物とは
観葉植物とは、葉の形や色・大きさ・模様などを楽しむ栽培植物のことです。
基本的に熱帯地域に生息する品種が多いので、暑さに強く寒さに弱い特徴があります。しかし、最近ではさまざまな品種改良が進み、日本の気候でも育ちやすい観葉植物が増えてきました。癒し効果があると有名な観葉植物ですが、生活に取り入れることでほかにも様々なメリットが期待できます。どんな効果が期待できるのか、詳しく見ていきましょう。
風水効果が期待できる
観葉植物を室内に置くことで、風水効果が期待できます。風水とは、約4000年前に中国で発祥した「気」を使った環境学で、自分の環境を使って自ら開運をしていく人気の開運法です。
主に自然のエネルギーを強く持ったものが風水では効果があるとされているため、観葉植物は風水的な開運グッズとして非常に人気があります。特に玄関や水回りに観葉植物を飾ることで、風水の力を発揮することができるでしょう。
空気洗浄の効果がある
植物は、光が当たることで二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す「光合成」と呼ばれる働きをしています。そのため、観葉植物を置いておくだけで、室内に新鮮な酸素が多くなり、自然な空気洗浄を期待できるでしょう。観葉植物の中でもサンスベリアは、特に空気洗浄の効果が高いと人気があるので、空気洗浄を目的に観葉植物を購入する場合は、サンスベリアやドラセナなどを選ぶと良いでしょう。
室内で育てればインテリアになる!
観葉植物の多くは、見た目も非常におしゃれで可愛らしいものが多いです。そのため、室内に置いておくだけでインテリアとしての効果が期待できます。
おしゃれな見た目のものや、可愛らしい雰囲気のもの、お花を楽しめるものなどさまざまな種類があるので、自分の理想の雰囲気になるような観葉植物を選んでください。植木鉢にもこだわると、よりおしゃれなインテリアとして観葉植物を飾ることができるでしょう。
おすすめの観葉植物3選
植物の中でも水やりの回数が少なく、比較的育てやすい観葉植物ですが、その中でも人気が高い品種は以下の3つです。
ガジュマル
パキラ
ドラセナ
それぞれを詳しく解説していきます。
ガジュマル
特殊な幹が特徴的なガジュマルは、日本やオーストラリアなどに生息する常緑樹です。家庭用の品種だと小さな物が特徴的ですが、自然に生息しているガジュマルは「気根」と呼ばれる地上に出てきた根を、ほかの植物に巻きつけながら育っていくので、約20mほどの大きな植物になります。
室内で育てるなら、10〜20cm程度の、卓上サイズを選ぶと良いでしょう。
パキラ
観葉植物の代表と言っても過言ではないパキラは、自宅はもちろんオフィスなどにも向いている観葉植物です。
熱帯地域の日当たりが良い場所ならどこでも育つので、室内でも日当たりが良い場所ならどこでも育てることができるでしょう。
ただし、パキラは大きな物で20m以上になる場合があるので、置き場所には十分注意してください。
ドラセナ
幸福の木と呼ばれるドラセナは、葉の色や形が豊富なので、インテリアとしても取り入れやすい品種です。さらに、1週間のうち4〜5時間程度日光に当てれば丈夫に育つので、管理がしやすく、初心者に人気があります。
ただし、耐寒性は低いので冬の管理はなるべく室内で行う必要があるでしょう。15度以上の気温を保つことができれば、基本的にどこでも育ちます。
観葉植物を上手に育てるポイント
観葉植物を上手に育てるには3つのポイントに注目する必要があります。
日当たり
水やり
葉水
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
日当たりの良い場所で育てよう!
観葉植物は本来、日の光をしっかり浴びて育つ植物です。そのため、観葉植物を丈夫に育てるには、日当たりの良い場所で管理することが大切になります。ただし、真夏の強い直射日光を当ててしまうと、葉焼けを起こして枯れてしまう原因になるので、直射日光を避けた日当たりの良い室内で管理するとよいでしょう。薄いカーテン越しでも問題ありません。
水やりは控えめに
観葉植物はお花などの植物と比べると、お水はそこまで必要ありません。
毎日水やりをしてしまうと土の中が蒸れてしまい「根腐れ」を起こす原因になってしまいます。根腐れを起こすと、観葉植物は枯れてしまうので、水やりは3日〜7日に1回程度に控えてください。品種によって水やりの頻度は多少異なりますが、目安としては土を触って乾いていることを確認したら、2〜3日開けて水やりをしましょう。
葉水で乾燥を防ごう!
水やりは毎日必要がないですが、葉っぱからは水分が蒸発するので、どうしても葉っぱの水分は落ちてしまいます。葉っぱの水分が減ると、葉っぱに元気がなくなったり色が鮮やかではなくなったりすることがあるので、毎日霧吹きなどで直接葉っぱに水をかけて、潤いのある観葉植物を保ちましょう。葉水は、葉の見た目だけではなく、ホコリや害虫予防にもなるのでおすすめです。
観葉植物を飾るのにおすすめの場所
先程も少し記載しましたが、観葉植物は置き場所によって風水的な効果を強く発揮します。せっかく観葉植物を飾るなら、運気の上がる場所が良いはずです。
ここでは、観葉植物と相性のよい置き場所を3つご紹介します。
玄関
玄関は風水的に考えると、悪い運気と良い運気の両方が行き来する場所です。そのため、観葉植物を置くことで気を整えて、良い気だけを室内に取り入れることができます。とくに、葉っぱの先が尖っているドラセナなどは、悪い気を止める効果があるので、玄関と非常に相性が良いです。ただし、玄関は冬の間外と変わらない気温になるので、耐寒性のない観葉植物を置いておくと、枯れる可能性が高まるので注意しましょう。
ベランダ
自宅に観葉植物をおける場所が取れない場合は、ベランダで育てるのもおすすめです。
ベランダは特に風水的な効果は期待できませんが、大きな観葉植物を飾ることで目隠しになったり、自宅を日陰にする効果が期待できます。
ただし、直射日光が当たりやすい場所なので、紫外線が強い夏の時期は注意が必要です。
リビング
家族が揃う機会の多いリビングに観葉植物を飾ることで、家族運のアップが期待できます。
どんな品種でも問題ないですが、リビングの大きさに合わせた観葉植物を置くとよいでしょう。またリビングとダイニングが一緒になった部屋は、水回りに悪い気が溜まりやすいので、ダイニングに観葉植物を飾るのもおすすめです。
まとめ
一見育てるハードルが高そうな観葉植物ですが、育てるときのポイントと、品種選びを間違えなければ、初心者でも気軽に育てることができます。
自宅に置けば空気洗浄の効果や運気上昇の効果が期待できるので、ぜひ取り入れてみてください。
グリーンのある暮らしは日々の生活に潤いと安らぎを与えてくれるでしょう。インテリアにもなるので、お部屋のワンポイントにもなりますよ。
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