斑入りのモンステラは、その美しい見た目から人気が高く、観葉植物の中でも特に高価な部類に入るものが多いです。では、なぜ斑入りのモンステラは高いのでしょうか？その理由と、育て方について詳しく解説していきます。
斑入りのモンステラって？
モンステラは、サトイモ科の植物で、熱帯アメリカ原産です。特徴的な切れ込みが入った葉は、まるでモンスターの顔のように見えることから、その名が付けられました。 近年は、緑の葉っぱに白い模様が入る斑入り（ふいり）のモンステラが人気です。
ここでは、斑入りのモンステラについて紹介いたします。
モンステラとの違いは？
モンステラは、葉に切れ込みが入った特徴的な観葉植物として人気です。斑入りモンステラは、その葉に白い斑が入っている品種のことで、通常の緑色の葉とは異なる、明るい色合いが魅力です。
斑入りのモンステラは、葉の模様が個体によって異なるため、葉の模様は世界に一つだけ。そのため愛着がわきやすく、人気が高いのです。
斑入りのモンステラは希少価値が高く価格も高め
斑入りモンステラは、通常の緑色のモンステラとは異なり、遺伝子の突然変異によって生まれた品種であるため、希少価値が高く価格も高めです。さらに、斑入りの程度によって価格が大きく異なることも特徴です。葉全体に斑が入っている「斑入り」よりも、葉の一部に斑が入っている「覆輪」や「斑点」など、希少な斑入りの個体ほど高価になります。
斑入りモンステラはなぜ高い？
斑入りモンステラは、通常のモンステラよりも高価格で取引されることが多いです。斑入りモンステラの価格が高いのは、種から育てるのが難しいことや、意図的に作ることができないことが理由とされています。
斑入りモンステラが高くなってしまう理由について、以下で詳しく紹介いたします。
たねから育てるのが難しいため
斑入りモンステラは、通常のモンステラと比べて、種から育てても斑入りの個体になる確率が非常に低いため、希少価値が高くなっています。また、斑入りの程度や葉の模様によって価値が大きく変わるため、安定して斑入りの個体を生産することが難しく、価格が高騰しているのです。
意図的に作ることができないため
斑入りモンステラは、遺伝子の突然変異によって生まれた品種であり、その斑入りのパターンは予測不可能です。そのため、意図的に斑入りのモンステラを作り出すことは非常に困難で、自然に生まれた斑入り個体を探すしかありません。希少性が高いだけでなく、入手困難な理由も、斑入りモンステラの価格が高騰する要因の一つと言えるでしょう。
斑入りモンステラの育て方
斑入りモンステラは、通常のモンステラよりもデリケートなため、適切な環境で育てることが重要です。
ここでは、斑入りモンステラの育て方を紹介いたします。
葉焼けしないように直射日光はNG
斑入りモンステラは、葉色が薄く、直射日光に当たると葉焼けを起こしやすく、せっかくの美しい斑入りが茶色く変色してしまうことがあります。そのため、明るい日陰やレースカーテン越しの光に当てて、直射日光を避けるようにしましょう。 特に、夏の強い日差しは葉焼けの原因となるため、注意が必要です。
土が完全に乾いてから水やりをしう
斑入りモンステラは、乾燥気味に育てるのがポイントです。土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをするようにしましょう。鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水をやり、その後は水受け皿に溜まった水は捨ててください。水やりは、季節や気温によって調整する必要があり、冬は控えめに、夏は多めに水やりをするのがおすすめです。
また、水やりの際には、葉っぱに水がかからないように注意しましょう。葉っぱに水滴が残ると、蒸れて病気の原因になることがあります。
適度に肥料をあげるのも良い
斑入りモンステラは、生育に必要な栄養素を十分に吸収することができると、より美しい斑入り模様を維持できます。そのため、生育期の春から秋にかけては、緩効性肥料を月に1～2回程度与えるのがおすすめです。ただし、肥料を与えすぎると根腐れの原因となるため、適量を守って与えるようにしましょう。
定期的に植え替えをしてあげよう
斑入りモンステラは成長が早く、鉢が狭くなると生育が悪くなってしまうため、定期的に植え替えをしてあげる必要があります。目安としては、1～2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えの際は、根鉢を崩さないように注意し、新しい土と鉢に植え替えてください。植え替え後は、明るい日陰で管理し、水やりは控えめにしましょう。
挿し木で増やすことも可能
斑入りモンステラは挿し木で増やすことも可能です。茎をカットして水に挿しておくと、根が出てくることがあります。ただし、斑入りモンステラは通常のモンステラよりも挿し木で増やすのが難しいと言われています。成功率を高めるには、適切な時期にカットし、清潔な水に挿すことが重要です。
斑入りモンステラのよくある質問
斑入りモンステラを育てていると、様々な疑問が出てくるかと思います。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。
葉が茶色くなってしまったのですが……
葉が茶色く変色してしまう原因はいくつか考えられます。最も多い原因は、水やり不足や過湿による根腐れです。水やりは土が乾いてから行い、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう。また、風通しが悪い場所での管理も葉が茶色くなる原因の一つです。風通しの良い場所に置き、葉に直接風が当たるようにしましょう。
斑入りモンステラはどこで買えますか？
斑入りモンステラは、一般的なモンステラよりも入手困難なため、専門店やオンラインショップで購入するのがおすすめです。特に希少価値の高い品種は、オークションサイトなどで高額で取引されていることもあります。購入する際は、信頼できるお店を選ぶようにしましょう。また、状態をよく確認し、葉の色や斑の入り方など、自分の好みの個体を選ぶようにしましょう。
斑入りモンステラを作ることは可能？
残念ながら、意図的に斑入りモンステラを作ることはできません。斑入りは遺伝子の突然変異によって起こるため、種子から育てても斑入りになるかどうかはわかりません。ただし、通常のモンステラを育てていると、稀に斑入りの葉が突然出てくることがあります。これは、突然変異によって斑入りになった葉が生まれたことを意味します。斑入り葉が出た場合は、挿し木によって増やすことで、斑入りモンステラを増やすことができます。
上手に育てて斑入りモンステラを楽しもう！
斑入りモンステラは、その美しい斑模様と個性的な葉の形で、観葉植物の中でも特に人気が高いです。育て方さえ覚えれば、お部屋に緑と華やかさを添えてくれる存在になるでしょう。日々の世話を通して、斑入りの葉の変化や成長を楽しむことができます。ぜひ、あなたも斑入りモンステラと素敵な時間を過ごしてみて下さい。
コメント