フィカスアルテシマの育て方|注意したいポイント・人気の品種を解説

観葉植物

観葉植物のフィカスアルテシマという品種を知っていますか?育て方やお手入れも簡単でありながら、部屋を彩ってくれるおすすめの観葉植物です。今回はフィカスアルテシマとはいったいどんな植物なのか?育て方や気を付けたいポイントなどを紹介していきます。

フィカスアルテシマの基本情報

フィカスアルテシマは一般的にゴムの木の一種として知られる観葉植物です。大きな明るいライムグリーンの葉には黄色い斑点が入っており、インテリアとしても人気の植物です。

原産地はインドや東南アジアで樹高がかなり高くなる事から、ラテン語でアルテシマ=最も背が高いという意味から名付けられました。鉢植えでも3mほどに育つ事があります。

ゴムの木の仲間であるため、ラテックス(ゴム)アレルギーがある方は、樹液に触れないよう注意が必要です。

フィカスアルテシマの育て方

フィカスアルテシマは基本的に室内での栽培に適しており、お部屋のインテリアとしても重宝されている植物ですが、適切な環境作りや水やり、肥料の選定などは必要不可欠です。適切な方法を知って綺麗なフィカスアルテシマになるように育てていきましょう。

フィカスアルテシマの環境

植物を上手に育てるには、環境作りが大切です。フィカスアルテシマは、温暖な気候を好むため18〜25度の範囲が最適です。

特に冬季に温度が下がる地域で育てる場合は、なるべく外気温には晒さず、常に10度以上を維持できる環境で育てて下さい。また、フィカスアルテシマは明るい間接光が当たるところに置くようにしましょう。直射日光を避け、葉が日焼けするのを防ぐ事で綺麗な色の葉が育ちます。

フィカスアルテシマの水やり方法

フィカスアルテシマを育てる時は、適度な水やりも大事です。この植物は耐乾燥性があるため、土が完全に乾燥する前に適度な水を与える事が大切です。

しかし、根が腐ってしまうと枯れてしまうので、湿気を防ぐために土は水はけの良い鉢を選びましょう。水やりは毎日するのではなく、数日に1回程度にし、水やりの際はたっぷり水があふれるほど与えるようにして下さい。受け皿に水を溜めて放置すると土の温度が上昇し、根が腐ってしまう恐れがあります。受け皿を使うのは水やりの時だけにしましょう。

フィカスアルテシマの肥料

フィカスアルテシマを適切な環境で育てているのに、葉の色が悪く葉が落ちてしまう時は、肥料を使い生長を助けてあげましょう。室内管理の場合は有機肥料ではなく、匂いやコバエの発生を防ぐ化成肥料を使うのがおすすめです。

春〜夏の成長期は液体肥料を10日〜2週間に1回のペースで与え、生長が緩やかな秋〜冬は控えめにしましょう。

フィカスアルテシマの剪定

フィカスアルテシマは、古い葉を取り除くと新しい葉が生長しやすくなるため、不要な枝や葉を剪定して植物の形を整えて下さい。バランスの取れた形にすると、よりおしゃれなインテリアとしても楽しめるでしょう。

冬場は新芽が出るまでに時間がかかるので、4〜10月頃に剪定するのがおすすめです。剪定する際は生長点や葉脇の部分を取り除き、不要な枝が交差・密集している場合は間引きしましょう。剪定した後の切り口に剪定剤を塗ると感染や病気の予防ができます。

フィカスアルテシマの育て方で注意したいポイント

フィカスアルテシマを育てる時に注意しておきたいポイントを解説していきます。どんな植物も育て方を間違えれば枯れてしまい、綺麗な葉が付きません。正しい育て方や気を付けるポイントを押さえておく事がとても大事です。

乾燥や風通しに気を付ける

フィカスアルテシマは乾燥するとハダニ・カイガラムシが付きやすくなります。定期的に室内を換気し、新鮮な空気を取り入れると植物にとって健康な環境を維持できるようになるでしょう。

室内に置く場合は窓辺や換気口に近づけ、新鮮な空気を取り入れる事が大事です。ただし、直射日光や強風からは適切に保護する必要があります。

また、植物同士が密集しすぎると風通しが悪くなるため、十分な間隔を保ち各植物に適切な空間を確保して下さい。

冬季は日当たりの良い室内で育てる

フィカスアルテシマは耐陰性に弱く、冬季は温度が低くなるため直射日光を避けた日当たりの良い室内で育てましょう。カーテン越しに日光が当たる場所に置き、日光浴をさせるようにして下さい。

フィカスアルテシマの特性に合わせた適切なケアを行う事が大事です。

葉が黄色い場合は葉水で水分を補給する

フィカスアルテシマは、適切な環境で育てないと葉が黄色くなる場合があります。水分不足が要因になる事が多いため、割り箸などで土が中まで乾いているのを確認したら水を与えて下さい。

葉に水が足りていない場合は、葉水を行うのもおすすめです。フィカスアルテシマの葉に霧吹きで水をかける、濡れタオルで葉を拭くなどして、葉自体に水分補給をしましょう。葉裏にも水を補給すると、害虫の寄生を防げます。

フィカスアルテシマの人気の品種

 

「フィカスアルテシマを育てたいけど、どんな品種が人気なの?」「品種によって違いはあるの?」という疑問をお持ちの方に、人気のある品種やそれぞれの特徴を解説します。

フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータは、大きく鮮やかな緑色と葉脈の美しさが特徴的です。葉の形は大きなハート型で縁起が良く、花言葉には「すこやか」「夫婦愛」があります。

幹の曲がり方が個性的でおしゃれなため、初心者〜マニアの方にも人気です。インテリア性も高く、部屋にアクセントを加えたい方にもおすすめです。

フィカス・ベンジャミン

フィカス・ベンジャミンは、長く垂れ下がる枝と光沢のある小さな葉が特徴的です。シンプルな葉姿ですが、生長するにつれて気根を出しワイルドな雰囲気になる事もあるでしょう。花言葉には「永遠の愛」「友情」「信頼」「結婚」があります。

室内で観葉植物として栽培される事が多いですが、環境適応能力が高いため屋外でも栽培可能です。環境の変化を嫌い、1つの場所で定着させると生長しやすい傾向にあります。

フィカス・バーガンディ

フィカス・バーガンディは、バーガンディ色の美しい葉が特徴的です。黒に近い葉色ですが、新芽はバーガンディ色でシックで大人な魅力があります。別名「黒ゴム」と呼ばれ、花言葉には「すこやか」があります。

室内での栽培に適しており、水やりの頻度も高くないので育てやすい品種です。赤と黒のコントラストがおしゃれで、モノトーンテイストなお部屋にピッタリです。

フィカスアルテシマの育て方でよくある質問

観葉植物初心者でも育てやすいとされるフィカスアルテシマですが、育て方に関する質問でよくあるのが「風水効果はあるのか」「水やりの頻度」についてです。

フィカスアルテシマに関する疑問を持っている方はぜひ参考にして下さい。

フィカスアルテシマの風水効果は?

緑の葉が豊富なフィカスアルテシマは「陽の気」を持つと言われており、気の流れを良くして明るくさせるパワーを持っています。インテリアとしても風水効果があるアイテムとしてもおすすめのデザイン性のある観葉植物です。

また、風水学的にはフィカスアルテシマのような大きく丸みがある葉には、金運アップなどの効果が期待できると言われています。大切に育てて陽の気をたくさん吸収しましょう。

フィカスアルテシマの水やりの頻度は?

フィカスアルテシマは湿気が大敵なため、過度な水やりは枯らしてしまう原因になります。また、季節によって水やりの頻度を変えるのも大切です。

成長期の春〜夏は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行いましょう。一方で休眠期の秋〜冬は、土の表面が乾いてから2〜3日後に水やりをする程度で大丈夫です。

まとめ

今回は、フィカスアルテシマの育て方や特徴・ポイントなどについて紹介しました。フィカスアルテシマはインテリアとしても大活躍ながら、育て方は簡単で初心者の方にもおすすめです。適切な水やりと環境作りを行えば、誰でも育てる事ができる品種です。

フィカスアルテシマは、お部屋に置いているだけで明るい気持ちになり癒されるため、インテリアをお考えの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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