アンスリウムは、赤と緑の色からも連想するように、クリスマスにもピッタリの観葉植物です。また、赤いハート型の葉の可愛らしさからもフラワーギフトにも選ばれており、とても人気があります。風水では、恋愛にも効果があるといわれています。
今回はアンスリウムの持っている花言葉や育てるときのポイント、風水効果についても紹介していきます。
アンスリウムってどんな植物?
科・属 | サトイモ科・アンスリウム属 |
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和名 | 大紅団扇 |
英名 | Anthurium |
学名 | Anthurium andreanum |
原産地 | 西インド諸島・熱帯アメリカ |
耐寒性・耐暑性 | 弱い・強い |
花色 | 赤・白・ピンク・緑 |
開花時期 | 5月~10月頃 |
アンスリウムはサトイモ科のアンスリウム属に分類され、西インド諸島、熱帯アメリカ原産の植物です。
市場に出回っているアンスリウムの花のように見える赤い部分は、実は花ではなく、「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれ、花を守るために葉が変化したものです。
この赤い部分は花ではなく、中央の細い尾のような黄色い突起物が花になっています。
一般的に売られているアンスリウムは、仏炎苞の部分が赤く染まる品種が多く、ほかにもピンク、白、グリーン、紫などの色があります。
鮮やかなグリーンの葉と、光沢のある赤いハートの形が特徴です。アンスリウムの種類は、約600種類あるといわれており、なかには気根という根を出し大きな植物に着生するもの、サトイモのように地面に生える種類のアンスリウムもあります。
アンスリウムの花言葉は?
アンスリウムの全体の花言葉は「情熱」「印象深い」「煩悩」など、恋に関する花言葉が多いのも特徴です。また、色によっても花言葉の意味が違います。
アンスリウムの赤い色が「情熱」赤という色そのものに、情熱や生命力のような、エネルギッシュなイメージがあることから「情熱的な恋」という意味もこめられています。
ピンクのアンスリウムは派手すぎない、ピンクの優しいイメージが素敵なことから「飾らない美しさ」という花言葉がつけられているといわれています。
白のアンスリウムは「熱心」という花言葉があります。何かに熱心に取り組んでいる人や、夢を持っている人に贈ってあげるのも良いでしょう。
緑のアンスリウムは、野菜や果物が熟す前の色が緑色で「未熟な」イメージがあることから「無垢な心」という花言葉がついています。
アンスリウムを育てるときのポイント
アンンスリウムを育てるときは、ポイントを知っておくことで、健康で良い株を育てることができます。ここでは、置き場所・水やり・肥料について詳しく説明します。
強い日差しに注意
アンスリウムを育てるときは明るい半日陰に置くのがおすすめです。
アンスリウムは、耐陰性があるので室内でも育てることができますが、強い日差しに弱く、直射日光や西日に長い時間当たると、葉焼けを起こしてしまいます。
日当たりの良い室内でレースのカーテン越しに光が入る場所に置くようにしましょう。
屋外の場合、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動し、遮光ネットで、30%~50%程度の遮光をすると、葉焼けを防止することができます。
冬は室内に
アンスリウムは、熱帯原産なので寒さには弱い性質です。冬のアンスリウムは気温が低くなってくると生長が遅くなるので注意することが大事です。
霜などに当たると、葉が枯れてきたりしますので、10℃以下の場所には置かないようにし、寒くなってきたら室内に移動するようにしましょう。
また葉が乾燥しないように、エアコンの温風が直接当たらない場所に置くようにしてください。
地植えは適していない
アンスリウムは、地植えに適した植物ではありません。地植えしたり、庭に直接植えてしまうと根腐れが起こりやすく枯れてしまう可能性が高くなってしまいます。
地植えをしたい場合は、明るい日陰の場所や、アンスリウムに合った用土で鉢植えごと植えてみてください。アンスリウムの好む環境を整えて育てると元気に育ってくれますよ。
土に気をつける
アンスリウムは、高温多湿の気候で育っている着生植物なので水はけが良く水持ちも良い土壌を好みます。アンスリウムを育てる場合は、赤玉土、鹿沼土やコケからできたピートモス鉱物からできたパーライト、バーミキュライトなどの土壌改良剤が適しています。
ほかにもよく使用されているのがゼオライト、ヤシ殻チップや水苔です。根腐れを防ぐ効果がありますので土には気をつけて育てていきましょう。
多肥は厳禁
アンスリウムは、春から秋にかけて緩効性の固形の化成肥料が適しています。アンスリウムに肥料をあげる場合は、即効性の化成肥料は強すぎて、根を傷める原因にもなりますので控えたほうが良いでしょう。
希釈した液体肥料を10日に1回のペースで与えてから、緩効性のある置き肥を与えるようにしてください。肥料のあげすぎに注意して、必ず決められた希釈倍率を守って与えるようにしてくださいね。
時期によって水やりを調節
アンスリウムの水やりは、季節によって調節することが大事です。
5月から夏にかけては、水やりを多めにする必要がありますので、土が乾いたのを確認してからたっぷりと水やりしてあげてください。
また、暑く乾燥しやすい日は葉水を与えると良いでしょう。
冬の水やりは、乾燥気味にしておくことが必要です。土が乾いて数日間経ってから水やりを行います。冬は生長も緩やかなので、水を多く与える必要はありません。根腐れに注意するように気をつけましょう。
害虫に注意!対処法は?
アンスリウムは、特に注意しなければいけない病気はありませんが、ハダニやカイガラムシの害虫には注意が必要です。ここでは害虫の対処法を紹介します。
病気にはなりにくいが虫がつきやすい
アンスリウムはハダニ、カイガラムシの害虫に注意してください。葉が茶色に変色している部分を見つけたり白い部分を見つけたときは、ハダニやカイガラムシがいる場合があります。見つけたときはすぐに薬剤などで駆除するようにしてください。
植え替える 土に虫がついている場合がある
植え替えの土に虫の卵が混ざっている場合には、アンスリウムに虫がついていなくても、土から虫が発生してしまうことになり、一気に孵化してしまいます。
植え替えるときは、虫がついていない土で行うようにしましょう。市販されている観葉植物の土を使用すると虫がいないので安心して植え替えを行うことができますよ。
葉の乾燥に注意
葉が乾燥すると、葉が傷んでしまい枯れて落ちてしまうので、注意が必要です。特に夏の暑い時期や、冬でも乾燥しがちなときは、水やりとは別に霧吹きなどで葉水を与えるようにしてください。ハダニは水を嫌うので、葉の裏と表にしっかりと葉水することで害虫を予防することもできるのでおすすめです。
受け皿に水を溜めないように
水やりをたっぷりと行ったあとは、鉢底に水が溜まっています。そのままにしておくと根腐れを起こしてしまうので、受け皿の水はこまめに捨てるようにしましょう。そうすることで、害虫もつかなくなり、清潔に鉢底を保つことができますよ。
置き場所を変えるだけで運気アップも!
アンスリウムの葉はハート型の形をしていることから、恋愛に関する運気を引き寄せる効果があるといわれており、特に赤やピンクのアンスリウムは恋愛運のアップが期待できます。片思いの場合や、好きな人がいる場合はアンスリウムを寝室に置くのが良いでしょう。
また、家のなかでも人が集まることの多いリビングにアンスリウムを置くことで、良縁を引き寄せてくれる効果があります。
魔除けの場合は、玄関に置くのがおすすめです。すべての運気は玄関から入ってくるといわれているので、アンスリウムを玄関に置くことで悪い運気を追い払うことができます。ぜひ、あげたい運に合わせて置いてみてくださいね。
まとめ
アンスリウムは真っ赤な葉の形が印象的な観葉植物です。見た目の可愛らしさからも人気があります。アンスリウムには種類がたくさんあり、色によっても花言葉が違います。
アンスリウムを育てるときは、強い日差しに注意し半日陰に置くようにしてください。水やり、肥料のあげ方や害虫にも気をつけるようにしましょう。
恋愛運を引き寄せる風水効果もあるので、自分のあげたい運に合わせて置き場所を変えてアンスリウムを楽しんでくださいね。
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