インテリアグリーンとして人気の高いドラセナ。
観葉植物の中でも比較的育てやすく、初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
「ドラセナが気に入って買ってみたけど、育て方がわからない」「観葉植物を育てるのは初めてだから、育て方が知りたい!」という方のために、今回は、ドラセナの育て方についてご紹介いたします。
ドラセナの育て方
ドラセナは生命力が強く、育てやすい観葉植物です。熱帯雨林原産の植物ですが、直射日光には弱く、水をやりすぎてしまうと枯れてしまう恐れも。
上手にドラセナを育てるために、基本的な育て方を紹介します。
置き場所
ドラセナは、直射日光が当たらない、明るい場所で育てるのが良いでしょう。
直射日光が当たってしまうと、葉が焼けてしまい、枯れる原因になってしまいますので、レースのカーテン越しに日光が当たるくらいの場所に置いてあげるのが最適です。
日光を当てないと、元気のない枝や葉が生える「徒長」を起こしやすくなってしまいますので、元気がないと感じたら、日の当たる場所に数時間でも置いてあげると良いです。
また、風通しも植物にとっては重要ですので、1日のうちに数時間でも窓を開けて空気の通りを良くしてあげることも大切です。
風通しの良い所といって、クーラーや暖房が当たりやすい場所に置いてあげるのは厳禁です。乾燥の原因となってしまいますので、できるだけ自然な風を当ててあげるのが良いでしょう。
水やり
初心者の方がやりがちなのが、植物にお水をあげすぎてしまうこと。毎日お水をあげなくちゃならないのでは?と思う方も多いのではないでしょうか。
ドラセナは熱帯が原産の植物ですので、お水が少なくても元気に育つことができます。逆に水が多すぎて土が常に湿っている状態になってしまうと、根が腐ってしまい枯れる原因にもなりますので、土が乾いたタイミングでたっぷりお水をあげることと、受け皿にたまった水はすぐに捨てることを意識しましょう。
日頃の手入れとして、葉っぱにお水を霧吹きなどで与える「葉水」が有効です。葉についた埃を流すこともできますので、気づいたときには葉水をしてあげると良いでしょう。
肥料
ドラセナは肥料を与えなくてもよく育ちます。ですが、より丈夫に大きく育てたい場合には、春~夏の成長しやすい時期に肥料を与えても良いでしょう。
緩効性化成肥料を2ヶ月に1回ほどあげるだけで大丈夫です。あげすぎてしまうと逆に弱らせてしまう原因にもなりますので、少し少なめに与えてあげるのが上手に育てるコツです。
ドラセナに植え替えは必要?
ドラセナが大きくなってきて、「鉢のそこから根が出てきている」「土の表面に根が出てきた」「水が染み込むのが遅くなった」と感じたら、植え替えの時期かもしれません。
観葉植物も生き物ですので、育ってきたらより育ちやすい環境に移してあげることが必要です。
ここでは、ドラセナの植え替えの理由や植え替えの方法についてご紹介いたします。
植え替える理由
植物は、根から栄養を取り、育っていきます。根は常に水や栄養を求めて成長しています。そのため、同じ土にずっと植えていると、栄養が尽きてしまったり、根が伸びる場所がなくなってしまい、枯れる原因になってしまいます。
植え替えをすることによって、絡んだ根をほぐしたり、栄養のある土に変えてあげることで、植物がより育ちやすくなります。
植え替えの方法
5月~7月あたりの成長期に植え替えを行いましょう。鉢の大きさは、株に対して二回りほど大きなものを用意してください。
新しい鉢に軽石と、土を鉢の3分の1程度入れておきます。ドラセナを鉢から取り出し、根についた土をほぐします。この時に、黒くなっている根はハサミで切ってしまいましょう。
新しい鉢に入れ、土をかぶせたら、たっぷりと水をあげて完了です。植え替えをして最初の水やりをした後は、水やりはいつもよりも少なめにして様子を見てください。
剪定を行うことも大切
植え替え以外にも、葉焼けで葉が傷んでしまった場合や、大きく成長して、形が崩れてしまった場合には選定を行いましょう。
剪定は切ってもすぐに伸びやすい春から夏にかけてが最適です。剪定ばさみで育てたい高さまで茎を切り、傷んだ葉を付け根から切ることで剪定は完了です。
剪定をした後は、日当たりが良く、風通しの良い場所に置いてあげましょう。
ドラセナを育てるときの注意点
育てやすいドラセナでも、ドラセナに合った育て方をしないと、枯れてしまうこともあります。
ここでは、ドラセナを育てる時の注意点について紹介します。
直射日光は避ける
前述した通り、植物は日光が好きですが、直射日光が当たりすぎると葉が焼けてしまい、光合成ができなくなってしまいます。
ドラセナを置く際は、直射日光が当たる場所は避け、レースのカーテン越しくらいの明るい場所に置いてあげるようにしましょう。
蛍光灯・LEDなどの光を当ててあげることでも成長はできますが、徒長を起こしやすくなり、ひょろひょろとした姿になってしまったり、横に広がってしまうことがあります。
日光を当てるのが難しい場合は、数時間だけ外に出してあげることが大切です。
季節で水やりのタイミングが変わる
植物も、冬は成長を止め、栄養を蓄える時期になります。ドラセナも、春~秋ごろにかけては元気に成長しますが、冬は成長が鈍くなります。
冬の時期に水をやりすぎてしまうと、ドラセナは給水を止めていますので、根腐れの原因にもなります。土がしっかりと乾いているかを確認し、乾き始めてからさらに数日たったタイミングで水やりをしましょう。
また、冬の時期は乾燥の恐れもありますので、葉水を行って湿度を保ってあげることも大切です。
まとめ
ドラセナは耐陰性に優れ、寒さにも強い観葉植物です。
ですが、直射日光が苦手という特徴がありますので、置き場所には注意しましょう。
美しい葉の色とスタイリッシュな見た目で人気のドラセナ。玄関に置くことで風水の良い効果が得られるとも言われています。
今回の記事を参考に、ドラセナを育ててみてはいかがでしょうか。
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