風水やストレス解消の効果もある観葉植物は、インテリアとしても非常に人気が高いです。
特にオリーブは、平和の象徴とされていることから多くの人が好む植物でもあります。
観葉植物のなかでも比較的簡単に栽培することができ、オリーブの実も楽しむことができる
ので、初心者から上級者まで幅広い人たちがオリーブの木を楽しむことができるでしょう。
また、オリーブの木には沢山の種類があります。今回は、オリーブの種類や選び方などをまとめて紹介します。
オリーブを選ぶ前に知っておきたいオリーブの種類
オリーブの木には多くの種類があります。
種類によって葉の形やオリーブの実が変わってくるので、どんな特徴があるのかなども紹介します。
ルッカ
原産:イタリア
特徴(見分け方):開帳型の樹形、葉は肉厚でやや細長く、葉の端が丸まる
おすすめの用途:オリーブオイル
ルッカは開帳型の樹形種なので剪定をしてあげないと横に広がり、成長に伴い枝が捻じれるという特徴があります。果実は柔らかくオイル含有量が多い品種なので、オリーブオイルに加工されます。
ミッション
原産:アメリカ
特徴(見分け方):直立型の樹形、葉は細長く先が尖っている、葉裏が淡い銀色
おすすめの用途:ピクルスやオリーブオイルに加工される
ミッションは、直立型の樹形種なので、成長するとともに上へすらりと伸びてくれます。寒さに強く、自分の花粉で実をつけてくれる品種です。
シプレッシーノ(チプレッシーノ)
原産:イタリア
特徴(見分け方):直立型で低めの樹形、葉は大きく先が尖っている
おすすめの用途:授粉木
紹介するオリーブの中でも葉の色がキレイで、育てやすい品種です。実をつけたい場合は、他の品種を近くで栽培します。
レッチーノ
原産:イタリアトスカーナ地方
特徴(見分け方):直立型~開帳型の樹形、葉は薄くて小さく、葉や枝にツヤハリがある
おすすめの用途:オリーブオイル・ピクルス
大きな樹木にまで成長する品種で、成長スピードも早い特徴があります。樹勢が強いという特徴から、剪定しやすく、好きな形に仕立てられるという魅力があります。
レッチーノの実から加工するオリーブには、フルーツ香がします。
ネバディロブランコ
原産:スペイン
特徴(見分け方):半直立型~開帳型の樹形、葉は若干小さく裏があざやかな緑色
おすすめの用途:オリーブオイル
オリーブオイル用に栽培されるスペイン産のオリーブ品種です。他の品種に比べると開花期間が長いため、受粉用オリーブとしても活躍する品種です。
マンザニロ
原産:スペイン
特徴(見分け方):開帳型の樹形、葉は幅広で薄め
おすすめの用途:ピクルス
青リンゴのような丸い果実をつける点やあまり大きくならない品種として人気があり、世界中で広く栽培されているオリーブです。
ジャンボカラマタ
原産:オーストラリア
特徴(見分け方):直立型の樹形、葉は大きく細長い
おすすめの用途:塩漬け
リーブの中でも葉の形がキレイで、大きくて肉厚な実をつけることで人気のある品種です。自家結実性はないので、実をつけたい場合は違う品種を近くで栽培する必要があります。
観葉植物オリーブの選び方
オリーブの中でも人気の高い品種を7種類紹介してきました。
樹形や自家結実性、実の大きさなどに差があるものの、品種に合った丁寧な栽培を心がけることでどの品種も観葉植物として楽しむことができます。
そこで、観葉植物としてオリーブを選ぶときのポイントをいくつか紹介します。
サイズで決める
オリーブのサイズは「号」で表され、5つのサイズに分けられています。
140㎝以上は10号、100㎝前後は8号、90㎝前後は7号、50㎝前後は6号、40㎝前後は3号です。
室内でインテリアとして置く場合は3号・6号を、玄関や野外で育てる場合は7号の90㎝以上を選ぶと良いでしょう。
樹形で決める
紹介したオリーブの中でも大きく育つレッチーノという品種もあれば、あまり大きくならないマンザニロ、上へすらりと伸びてくれるミッションなど、品種によって樹形が異なります。
観葉植物として部屋の隅に置くのであればミッション、卓上に置きたい場合はマンザニロ、広いお庭のシンボル樹木として植えたいのであればレッチーノといった選び方をすると、雰囲気や用途にあったオリーブを置くことができるでしょう。
実の収穫しやすさで決める
オリーブを育てる楽しさと同時に実を収穫することができるため、食する楽しさも味わいたいのであれば、自家結実性のあるオリーブを選ぶと良いでしょう。
その場合は、ミッションという品種がおすすめです。
その他の品種でも、違う品種を近くで育てれば果実を楽しむことができます。
実によってベストな加工方法があるので、何を作りたいかで選ぶのも良いかもしれませんね。
オリーブを育てるなら土・鉢選びも重要!
オリーブを上手に育てるなら、栽培する環境に注意する必要があります。
特に大切なのが、オリーブに合った土と鉢を選ぶことです。
ここではどのように土と鉢を選んだらよいのかを紹介します。
土選びのポイント
オリーブの木は“酸性”の環境が苦手です。日本には酸性土壌が多いほか、雨が当たる場所に置いている場合は雨で土が酸性になるため、オリーブがうまく育ちません。
アルカリ性の環境においてあげるために、苦土石灰や貝殻石灰などを含ませ、オリーブが好む6.5~8ペーハー(ph)に調整してあげましょう。
鉢選びのポイント
オリーブは品種によって成長スピードが異なりますが、非常に大きく育ちます。そのため、鉢植えをしている場合はバランスが悪くなってくるため注意が必要です。
プラスチックの鉢を選び、玄関やベランダに置いている場合は暴風雨で倒れないよう重りを鉢の中に置くと良いでしょう。
素焼き鉢の場合は重心を下に持ってくることができるのでプラスチックよりは安心です。ただし、倒れると割れて危険なので注意しましょう。地植えの場合は大きくなることを想定し、近所の方に迷惑がかからないか、他の樹木との兼ね合いも考えて植えると良いです。
オリーブの木を購入する通販選びのポイント
オリーブの木は通販でも購入することができます。
通販で購入する場合は、以下のポイントを押さえましょう。
- 商品の豊富さを確認
- 料金相場と比較をする
なぜこのポイントを押さえる必要があるのか、具体的に解説します。
商品の豊富さを確認
オリーブを通販サイトを選ぶときにチェックして欲しいのは、オリーブの取り扱いが豊富かどうかです。
取り扱い数が多いほど、オリーブの品種、大きさ、形など好みのオリーブと出会うことができるでしょう。
料金相場と比較する
通販サイトを利用してオリーブを購入するなら、あらかじめオリーブの相場を確認しておくと良いでしょう。
例えば、卓上用4.5号ポットであれば800円前後、6号の苗木になると5,000円前後、8号ほど
になると10,000円を超えてきます。
ポットで売っているものからオシャレな鉢が付いているもの、形がいいもの等で値段が左右します。
相場と購入価格を比較しながら、納得したうえで購入するために、料金とオリーブを比較しながら購入しましょう。
オリーブはレンタルもできる
オリーブに留まらず、観葉植物はレンタルすることもできます。
花と異なり意外と大きく成長してしまう可能性が高い観葉植物は、何年か育てていると「手に負えなくなってしまった」というトラブルが起きやすいです。
そこでおすすめなのがオリーブなども観葉植物のレンタル。
レンタルサービスを利用することで、ずっと面倒を見る必要がないだけでなく、オリーブ以外にも様々な種類の植物を置いて楽しむことができます。
季節ごとに観葉植物を入れ替えれば、室内でも気軽に四季を楽しむことができますね。
ただ、オリーブの実を育てたいという人には不向きなので注意しましょう。
プレミアガーデンでオリーブの木を購入しよう
プレミアガーデンには、初心者でも育てやすい丈夫なオリーブの木を販売しています。
種類も豊富なので、オリーブの実を栽培してみたい人にもおすすめです。
また、オリーブの木に実を付けるためには、品種の違うオリーブの木を栽培するひつようがあります。
種類が豊富なぶん、複数のオリーブを見比べながら購入することができるので、用途に合わせてオリーブの木を栽培してみてはいかがでしょうか。