花・観葉植物の育て方・プレゼントまで紹介

観葉植物ドラセナの特性や育て方や、トラブル対処法をご紹介!

ドラセナは日本で最も人気のある観葉植物の1つであり、育てやすく見た目が美しいことからインテリアとしても人気があります。

この記事では「幸福の木」とも呼ばれることがある幸せの象徴・ドラセナについて、その特徴や置き場所、水やりのタイミングや植え替えを含め、上手な育て方について詳しく紹介します。基本的なポイントを守れば、いつまでも美しい姿をキープすることができますよ。

ドラセナとは?

ドラセナとはリュウケツジュ科ドラセナ属に分類される観葉植物です。

くねくねと曲がりながら伸びる細い幹がユニークであり、枝の先端には笹のような細長い葉っぱが放射状に広がります。

もともと5メートルほどの高さまで成長しますが、日本で販売されているものは観賞用として50センチから150センチ程度に調整されているものが多いです。

ドラセナの特徴

観葉植物として人気のあるドラセナはその種類も多く、葉っぱの形や肌の形のバリエーションが非常に豊富な植物です。

一般的に「幸福の木」と呼ばれることもあるこの観葉植物は、玄関や家の前に置いておくと幸運が訪れるといわれています。

ドラセナは熱帯アジア・アフリカに分布している常緑性の中低木ですが、種類によって大きさや葉の色、形、模様などが異なるため、お部屋の雰囲気に合った種類を選べるのも特徴です。

ドラセナの花言葉

ドラセナには、その種類によっていくつかの花言葉がありますが、「幸福」、「幸せな恋」、「隠し切れない幸せ」など、その種も幸福にまつわる言葉がついています。

これは、ドラセナがハワイでは幸福の象徴として玄関に置かれていたことに関係しており、祝いごとの飾りに使われることもあったようです。

ドラセナの値段・相場

ドラセナは観葉植物として非常に人気があり、値段の相場もそれほど高額ではありません。

種類にも、よりますが、購入するにあたり3,000円~6,000円程度がその相場となっていて、気軽に購入することができるでしょう。

ただし玄関先に置く用の大きなものになると少し相場価格は上がり、およそ2万円~3万円程度のものもあります。

一方、机の上に置く小さなサイズであれば1,000円~2,000円程度で購入することもできます。

ドラセナの種類

それではドラセナの種類別に特徴を見ていきたいと思います。

コンシンネホワイトホリー

ドラセナコンシンネホワイトホリーはその名が示す通りコンシンネの白色バージョンで、葉に描かれた緑と白のストライプが絶妙なコントラストになっています。

非常に涼しげな印象を与えてくれるため、お部屋に置けば室内を明るくしてくれる働きがあります。枝は細長く柔らかいため、職人さんの手によってきれいに曲げられたものも販売されていて、非常におしゃれです。

コンシンネ・レインボー

コンシンネレインボーはコンシンネの中でも赤い葉っぱの色が美しく、インテリアとして非常に人気があります。

赤い羽の色がまるで虹のように見えるということからこのレインボーという名前がつけられました。コンシンネはシャープな葉の形が人気の1つですが、赤い葉っぱの色と相まってとてもスタイリッシュに見えます。お部屋全体がクールなイメージを演出できますよ。

ドラセナ・コンシンネ・トリカラー

ドラセナコンシンネの中でも人気な種類です。緑色をベースとし、鮮やかな赤色と優しいクリーム色の縦縞が入るのが特徴で3色のコントラストがおしゃれです。

緑色の部分が薄く、白いストライプの外側に、赤いストライプが入っているのが特徴です。

葉を近くで見ると3色が少し派手に見えますが、遠目から見るとスタイリッシュな色合いなのでお部屋のインテリアとしてもおすすめです。

ドラセナの選び方

ドラセナは種類によらず、育て方も簡単です。基本的に自分が好きなデザインを選べば問題ありません。お部屋を爽やかなイメージにしたいなら「ホワイトホリー」赤をお部屋のアクセントにしたいのであれば「レインボー」落ちついたシックな部屋にしたいのであれば

「トリカラー」がおすすめです。

買うときは、お部屋のどこに置くかを考え、サイズを選びます。購入するときは、葉がぴんと張ったみずみずしいものを選ぶようにしましょう。

ドラセナの育て方

ドラセナは非常に育てやすい観葉植物ですが、ちょっとしたコツを守るとより上手に育てることができます。ここでは、ドラセナの育て方を4つ紹介していきます。

日当たり・置き場所

ドラセナコンシンネは、明るい窓辺に置くようにしましょう。熱帯地方が原産の植物ですから、明るく暖かい場所に置いた方が元気に育ちます。

ただし、日本の強い日差しに当たると葉焼けしてしまうため、夏はレースのカーテン越しに置き、冬は寒さに弱いので、置くときは窓から少し距離を離しておいてください。

ドラセナコンシンネは日光の当たる場所で育てると、太陽の方向に向かって茎が伸びていきます。まっすぐ美しい形を維持したいのであれば、たまに鉢をくるくると回してまっすぐに成長するようにしましょう。

水やり方法

ドラセナコンシンネは、よく育つ時期とそれほど育たない時期で、必要とする水の量が変わります。

よく育つのは5月から9月でありこの時期はたくさんの水を必要とするので、鉢植えの土の表面が乾いて白くなったら、鉢の底から水が溢れるくらいたっぷりと水をあげましょう。

受皿に水を起こしておくと根っこが腐ってしまうので、余った水は必ず処分してください。

これ以外の時期には、朝の最低気温が20度を下回ったら成長のスピードはゆっくりになるので、水やりの回数も減らしていきます。

特に真冬は、土の表面が乾いた後2、 3日程度時間を置いてから水を与える位がちょうど良いタイミングです。

もし、乾燥が気になるようであれば、葉っぱの表面に霧吹きで水を吹きかける「葉水」を行うと、いつまでもみずみずしい葉を保つことができます。

よく成長する5月から9月の間には、月に2回ほどのペースで液体肥料を与えると良いでしょう。

剪定方法

ドラセナコンシンネはどんどん上に伸びていってしまうので、数年経過すると伸びすぎて格好の悪い形になってしまいます。

そのときは、選定を行い形を整えてあげると良いでしょう。

切りすぎたと思っても、少し経つとまた伸びてきますからあまり気にせずにカットしていきましょう。

植え替え

ドラセナコンシンネは、ずっと同じ鉢で育て続けていると根が伸びきってしまい、鉢植えの中で圧迫され根詰まりを起こしてしまいます。

そうなると、みるみる元気がなくなり枯れてしまうので、植え替えを行ってください。

鉢の底穴から、根が飛び出して土の表面から出てきた場合や、土の中に水が染み込まない場合は植え替えするタイミングです。

植え替えは、よく成長する5月から9月の間に行ってください。冬に植え替えを行ってしまうと成長する期間が短くなってしまうので、5月、6月に行うのがおすすめです。目安として、2~3年に一度、植え替えを行うとちょうど良いでしょう。

ドラセナのトラブル対処法

枯れてしまった原因

ドラセナコンシンネのはが茶色く枯れてしまった場合は、根詰まり、葉焼けなどが考えられます。根詰まりしていると水をあげても土が染み込みにくく、十分な水分が葉っぱに行き渡らないのです。

またドラセナコンシンネは、直射日光に弱く、強い日差しに当ててしまうと葉焼けを起こしてしまいます。

購入してすぐ、鉢植えの置いている場所が変えたりすると、温度や湿度の急激な変化に伴い葉が痛むことがあります。

この場合は、新しい環境に慣れてくればまた、元気な葉が出てくるのでそれほど気にする必要はありませんが、直接エアコンの風が当たらないようにするなど工夫をすると良いでしょう。

元気がないときの対処法

元気がないときに考えられる原因として、日光不足や強い日差しにさらされていること、水が足りないこと、鉢が小さすぎること、病害虫に侵されていることなどが考えられます。

ドラセナの元気がないときは、どの原因に該当するかを突き止め、その原因を解消してあげればまた、再び成長するようになるでしょう。

基本的に、環境の変化に強い植物ですから、これらの対処をすれば、シンプルに解決することができるはずです。

まとめ

ドラセナは、環境の変化に強く、とても育てやすい観葉植物です。直射日光を避ける、適切なタイミングで水をあげる、成長しすぎたら鉢植えを変えるといった基本的なポイントを抑えれば、いつまでもその美しい姿を維持することができます。

観葉植物初心者にもおすすめですよ。

 

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