和風インテリアに観葉植物を取り入れると、空間全体がぐっと落ち着いた印象に変わります。木や畳など自然素材が多く使われている和室には、同じく自然を感じさせる観葉植物がよくなじみ、違和感なく溶け込むのが特長です。
和の空間では「自然との調和」が大切にされており、観葉植物はその役割を担う存在です。畳の香り、障子から差し込む光、そこに静かに佇む植物が加わることで、五感を使って癒される空間が生まれます。
さらに、観葉植物が放つ清涼感や瑞々しさは、心のリフレッシュにもつながります。現代的な生活の中に、あえて静けさと自然の息吹を取り込むことで、日々のストレスを和らげる助けになるでしょう。
そこで本記事では、和の雰囲気に合う観葉植物の選び方や種類を紹介します。
和の雰囲気に合う観葉植物の選び方
和室や和風のインテリアに観葉植物を取り入れる際は、植物そのものだけでなく、全体の調和を意識して選ぶことが大切です。葉の形状、鉢のデザイン、空間とのバランスなど、いくつかのポイントを押さえることで、より統一感のある美しいコーディネートが完成します。
- 葉の形や色で落ち着きや品を演出する
- 鉢や鉢カバーにこだわる
- 和室・和風空間の広さや明るさに合わせて選ぶ
ここでは、これらの選び方のポイントについて見ていきましょう。
葉の形や色で落ち着きや品を演出する
和風空間には、細長く繊細な葉や、落ち着いたグリーンカラーの植物がよく合います。華やかすぎず、落ち着きのある見た目の植物を選ぶことで、全体の雰囲気を損なわず、しっとりとした印象にまとまります。
派手な花が咲くタイプよりも、葉の質感や動きに注目すると、和の美しさが際立ちます。
鉢や鉢カバーにこだわる
観葉植物を和のインテリアに取り入れるなら、鉢選びも重要です。素焼きの鉢や信楽焼、備前焼などの陶器は和の空間と相性が良く、見た目にも品があります。
また、竹かごや苔玉などを使うと、より趣のある演出が可能です。植物本体よりも鉢が空間の印象を大きく左右することもあるため、和風テイストのインテリアにはぜひこだわって選びましょう。
和室・和風空間の広さや明るさに合わせて選ぶ
部屋の広さや日当たりによっても適した植物は変わります。例えば、あまり日差しの入らない和室には耐陰性のあるシュロチクや万年青(オモト)が向いていますし、広めの玄関などには高さのあるドラセナ系も映えるでしょう。
空間に対して植物が大きすぎたり、小さすぎたりするとバランスが悪くなるため、設置場所のサイズ感を考慮して選ぶのがポイントです。
和風インテリアにぴったりの観葉植物おすすめ7選
ここからは、和風の空間によく合う観葉植物を具体的にご紹介します。いずれも日本らしい雰囲気にマッチし、空間を品よく引き締めてくれる種類です。
南天(ナンテン)
「難を転ずる」という意味から縁起の良い植物として親しまれている南天(ナンテン)は、和風インテリアとの相性も抜群です。赤い実がなる姿は季節感も演出でき、正月飾りやお祝いの場にもよく使われます。
鉢植えでも育てられ、控えめながらも美しさを感じられる植物です。
万年青(オモト)
万年青は古くから日本の家庭で愛されてきた観葉植物で、引っ越し祝いや開店祝いにも贈られる縁起物です。肉厚で光沢のある葉が特徴的で、落ち着いた存在感を放ちます。
寒さや日陰にも強く、育てやすいことから、和室や玄関先に置くのに適しているでしょう。
シュロチク(棕櫚竹)
シュロチクは、細長い葉と繊細な見た目が美しい観葉植物で、和風インテリアにしっくりと溶け込みます。コンパクトな鉢植えから高さのあるタイプまであり、日陰でもよく育つため、日当たりの悪い部屋でも取り入れやすいのが魅力です。
落ち着いた空気を醸し出すのにぴったりな一鉢です。
フィカス・ウンベラータ
本来は洋風のインテリアと相性が良いフィカス・ウンベラータですが、鉢選びや置き方によっては和風の空間にもマッチします。丸みのある大きな葉が特徴で、枝ぶりを活かした飾り方にすると、まるで盆栽のような印象になります。
陶器鉢や竹製の鉢カバーと組み合わせることで、和の趣を強めることが可能です。
ドラセナ・コンシンネ
スリムなシルエットが美しいドラセナ・コンシンネは、直線的なラインが和モダンな空間にぴったりです。葉色も深いグリーンや赤みを帯びたものがあり、空間にアクセントを加えてくれます。特にモノトーン系やナチュラル系の和風空間になじみやすく、洗練された印象に仕上がります。
苔玉(こけだま)
苔玉は、植物の根を苔で包み込んだ日本独自のスタイルで、和の雰囲気を強く感じさせるアイテムです。テーブルや棚の上にそのまま置くだけで、趣のある空間を演出できます。コンパクトながら存在感があり、育てやすいのも魅力のひとつです。
また、今回紹介した南天や万年青、シュロチクなどを苔玉仕立てにして飾ることで、より和の趣を深めることができます。
和風の空間に観葉植物を飾るときのポイント
和風インテリアに観葉植物を取り入れる際には、植物の種類や鉢の選び方だけでなく、「どのように飾るか」も非常に重要なポイントです。
- 見せすぎず「余白」を活かした配置を意識する
- 置き場所や高さに変化をつけて視線を誘導する
置き方ひとつで印象が変わるため、上記のような演出方法を意識してみましょう。
見せすぎず「余白」を活かした配置を意識する
和の美意識では「余白」が非常に大切にされます。観葉植物も主張しすぎないよう、空間に溶け込むように配置することで、落ち着いた雰囲気を保てます。
あえて間を空けて飾ることで、植物の姿が引き立ち、静寂の中に生命の息吹を感じさせてくれるでしょう。
置き場所や高さに変化をつけて視線を誘導する
空間の中で目線の流れを意識することで、自然なリズムが生まれます。床に置くだけでなく、棚の上や台の上などに植物を配置すると、立体感が出て空間がより豊かになります。
複数の植物を飾る場合は、高低差をつけるとバランスよくまとまります。
季節の小物や照明と組み合わせて演出する
観葉植物に季節の小物や間接照明を組み合わせると、空間に動きや季節感を演出できます。例えば、秋には木の実や和紙の灯りを添えるなど、和のテイストを大切にしながらアレンジすることで、植物の魅力もより一層引き立つでしょう。
和風に合う観葉植物をインターネットで購入する際のポイント
和の空間に合わせた観葉植物を探すなら、インターネット通販も有力な選択肢です。店舗に足を運ばなくても豊富な種類から選べるうえ、鉢やデザインにもこだわった商品が揃っているため、自分の好みに合った植物が見つかりやすいです。
鉢付きや苔玉仕立ての商品を選ぶ
和風の雰囲気を大切にするなら、最初から鉢付き・苔玉仕立てのセット商品を選ぶのがおすすめです。手元に届いたらそのまま飾れるため、手間なくインテリアに取り入れられます。また、鉢のデザインも和風や和モダン向けに仕上げられているものを選ぶと統一感が生まれます。
サイズや育てやすさの確認も忘れずに
ネット購入では実物が見られないため、植物の大きさや育てやすさの確認は重要です。日陰でも育つか、水やりの頻度はどうかなど、ライフスタイルに合うかをチェックして選びましょう。レビューや説明文をよく読んで納得したうえで購入するのがポイントです。
配送状態や梱包の丁寧さもチェックポイント
観葉植物は繊細なため、配送時の梱包状態も品質に影響します。口コミで「梱包が丁寧だった」「葉が傷んでいなかった」といった評価が多いショップを選ぶと安心です。
ギフトとして贈る場合にも、ラッピングやメッセージ対応の有無を確認しておくと失敗がありません。
まとめ
和風インテリアに観葉植物を取り入れることで、空間に落ち着きと品格が加わります。自然との調和を大切にする和の美意識と、植物のもつ癒しの力が融合することで、自宅が心安らぐ空間へと変わります。
植物選びや飾り方に少し工夫を加えるだけで、和室にも洋室にもなじむ和モダンな演出が可能です。ぜひ、お気に入りの一鉢を見つけて、日常に彩りを添えてみてください。