スタイリッシュな雰囲気が魅力的なコーヒーの木は、濃いグリーンの葉が美しい人気の観葉植物です。うまく育ててあげれば花や実がなり、さまざまな表情も見せてくれますよ。
コーヒー好きな方にはもちろん、観葉植物を探している人にぜひ注目してほしい植物です。
この記事では、コーヒーの木の特徴や魅力、インテリアとしておすすめされる理由について解説します。
コーヒーの木とは?
コーヒーの木とは、名前にあるようにコーヒー豆をとなる種が収穫できる常緑樹です。
大きく育てると10m程にもなる木ですが、枝を減らしたり根をカットしたりすることで成長を抑えることが可能で、キッチンに置く小さなインテリアグリーンとしても、室内におく存在感あるインテリアグリーンとして楽しめます。
常緑樹なので葉の色が濃く光沢があり、グリーンとしての存在感は抜群です。
形も整えやすいので、ご自身の好きなフォルムに整えて楽しむこともできます。
上手に育てると花が咲く
コーヒーの木は、上手に育ててあげると花が咲きます。コーヒーの花は白くて小さく、濃い葉の間にポツンと咲いている姿はとても可愛らしいものです。花が咲き誇るとコーヒーの木の表情が変わり、また違った雰囲気を楽しませてくれます。ジャスミンを思わせるような香りがする点も魅力の1つで、見た目だけでなく爽やかな香りも楽しめますよ。
残念なのは、コーヒーの花の寿命は短く2日程で散ってしまうことです。大切に育てて花を楽しめるのはほんのわずかな時間ですが、それがまたコーヒーの木を愛おしく思えるポイントでもあります。
コーヒーの実が成る
上手に育てて花を咲かせることができると、コーヒーの実がなります。
一般的なコーヒーの実は、始めは小さな緑色の実がなり、大きくなるにつれて黄色そして赤色へと変わり、最終的には濃い紅色になります。中には黄色から色が変わらずそのまま完熟を迎えるコーヒーの木もあるようです。ちなみに、紅色の実と黄色の実で味が異なるということはありません。
完熟した実は果肉部分が少ないものの、一応食べることが可能です。抗酸化成分や鉄分などが多く含まれているため、育成に成功したら少し舐めてみるのもいいかもしれません。
コーヒーの木がインテリアとしておすすめな理由
インテリアとして楽しめる観葉植物にはさまざまな種類があり、選択肢は非常に豊富です。そんな中、なぜコーヒーの木がインテリアとして注目されているのか分からない人もいるかもしれません。
そこでここでは、コーヒーの木がインテリアとしておすすめな理由を2つ取り上げて紹介します。
五感で楽しめる
コーヒーの木は、数ある観葉植物の中でも五感で楽しめる植物です。
コーヒーの木は常緑樹ですので、年中力強さを感じるような濃いグリーンが楽しめます。存在感があるだけでなく、視覚から癒やしてくれるでしょう。
花が咲くとジャスミンのような香りを楽しませてくれますし、実がなり完熟させられれば甘酸っぱい果肉、そしてコーヒー豆を味わうことも可能です。
フォルムを整えたり手入れをしたりすることで触れたり、木や葉が揺れることで鳴る音でも癒してくれるでしょう。
室内で育てることができる
コーヒーの木は野生の中で育つと大きなもので10m以上にもなると言われていますが、枝や根っこを減らすことで小さく育てることが可能です。
デスクの脇に置くサイズでもキッチンの片隅に置くサイズでも、お部屋のメインシンボルとして少し大きいサイズにも対応可能なのです。
原産はアフリカなどの熱帯地方ですが日本の気候でも育成が可能で、日当たりさえ確保できれば室内でも育てられますよ。
サイズ感も操作しやすく、室内でも育てやすいコーヒーの木は、インテリアとして取り入れるのにおすすめなのです。
コーヒーの木の上手な育て方
五感で楽しめて室内で育てられるコーヒーの木は、ぜひインテリアに取り入れていただきたい観葉植物ですが、育てるうえではいくつかのポイントがあります。
そこでここからは、コーヒーの木をインテリアとして育てる方法を解説していきます。置き場所や水のやり方といった基本的なことだけでなく、増やし方や虫対策にも言及しますので参考にしてみてください。
置き場所に注意する
コーヒーの木は日光を好む植物です。よく日のあたる日当たりに置いてあげることで葉の色艶が良くなり、コーヒーの木ならではの濃い葉の色が楽しめます。
ただし真夏は注意が必要で、強い日差しにあたると葉が焼けてしまいます。真夏は日差しに注意し、遮光などの工夫をして葉焼けを防いであげましょう。
ちなみに、若い株のコーヒーの木はそこまで多くの日差しを必要としていないため、1日数時間日に当てるだけで構いません。
花を咲かせたい場合は、屋外に置く日を設けましょう。虫や風が受粉を促してくれるため、花が咲きやすくなりますよ。
水やりの方法
水やりは、土の状態と室内の温度に注意して行います。
土の状態は、一般的な観葉植物と同様で、表面が乾いていると感じたらたっぷり水をあげてください。
室内の温度は、20℃が1つの目安です。コーヒーの木は気温が20℃以上になると育成が活発になり、水をたくさん欲しがります。気温が高くなる夏場は特に注意し、水切れしないように注意してください。その一方、気温が低くなる冬場はそこまで水を必要としません。3日ほど日をあけての水やり頻度でも大丈夫です。
ちなみに、コーヒーの木は湿度を好むため、葉水をしてあげるのもおすすめです。
肥料の種類や与える時期
肥料はコーヒーの木の成長が活発になる5〜10月に与えましょう。じっくりと効果が持続する特徴を持つ緩効性の肥料を用意し、2ヶ月に1回を目安にあげてください。
この5〜10月の間で気温が高くなる夏場は少し注意が必要で、春や秋と同様の量を与えているとコーヒーの木がバテてしまうこともあるようです。夏は肥料の量を少し減らして与えてみましょう。
植え替え時期や方法
植え替えは2年に1回のペースで行ってあげるのがおすすめです。植え替えてあげることで元気を取り戻し、新芽も成長してくれるでしょう。
植え替えが適している時期は、5〜6月です。今植えてある鉢よりも一回り大きな鉢を用意して植え替えましょう。
鉢からコーヒーの木を出したら、根についている古い土をほぐしながら落とし、痛んでいる根を切り落とします。
観葉植物用の土と1割程度の軽い土を混ぜて用意し、新しい鉢に一緒に入れてあげてください。植え替えた後は水をたっぷりあげ、明るい日陰に置きます。
どうやって増やす?
コーヒーの木は挿し木で増やすことが可能です。コーヒーの木から4〜5節の長さのある枝を切り落とし、下側にある葉をすべて取り、上部にある葉はすべて半分に切ります。枝の挿し口は、斜めになるように切り落としてください。
挿し木が用意できたら切り口を1時間ほど水につけます。しっかり水を吸わせたら、挿し木用の土に挿します。この時、発根を促すために発根剤を切り口につけてから土に挿すのもおすすめです。霧吹きで葉水をあげることも忘れないようにしてください。
害虫の種類や対処法
コーヒーの木は、害虫による被害が多いとされている種類の観葉植物です。
元気に育てて長く楽しむためには、害虫の種類や対処法をあらかじめ把握しておき、適切に対処してあげるのがおすすめです。
つきやすい虫の1つが、木の養分を吸ってしまうカイガラムシ。カイガラムシは3mm程と小さく、綿毛を背負っているように見えます。成虫になると殺虫剤が効きにくくなるため、ブラシで落としたり熱い布で拭き取るしかありません。幼虫のうちに殺虫剤で駆除してしまうのがおすすめです。
また、アブラムシもコーヒーの木につきやすい虫と言われています。アブラムシが体内に持つスス病によって枯れてしまうことがあるため、見つけたら早急に、殺虫剤を使用したりテープなどに貼り付けたりして駆除するのがおすすめです。
コーヒーの木を購入するならプレミアガーデン
コーヒーの木をインテリアとして迎えるなら、多種多様なギフトフラワーや観葉植物を取り扱っているプレミアガーデンで購入するのがおすすめです。
プレミアガーデンはギフト用の植物を取り扱っているので、どの植物も状態が良く、サイズ選びも容易です。
公式ホームページ内の写真で雰囲気を目で確認できるほか、インテリアとして迎えるにあたって重視したい鉢も一緒に購入可能です。ラスターポット付きのものやおしゃれな鉢カバー付きのものなど、さまざまな種類の中から自分のお気に入りが見つかるはずです。
まとめ
コーヒーの木は、力強さを感じる濃い緑に小さな白い花が咲き、ジャスミンの香りを楽しませてくれた後は濃い紅色の実がなるなど、さまざまな表情で五感を楽しませてくれる観葉植物です。
室内でも育てやすく、サイズを調整したり形を整えたりと、自分の好きなフォルムに育てられるのも大きな魅力でしょう。
ここで紹介した育て方を参考に、ぜひインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。