花・観葉植物の育て方・プレゼントまで紹介

花が咲く観葉植物はある?おすすめの品種をご紹介

生活にグリーンを取り入れることで、癒しを与えてくれる観葉植物。インテリアアイテムとしても人気で、近頃はインテリアショップなどで500円などワンコインで買えるミニサイズのものもあり、気軽に育て始めることができます。花が咲きやすい種類とその特徴、白・赤・オレンジなど花色別の種類、そしてどのように育てれば花が咲くのか、そのポイントをご紹介します。

花が咲きやすい観葉植物5選

花が咲きやすい観葉植物は、主に以下の種類です。

それぞれの種類を詳しく解説していきます。

アンスリウム

アンスリウムは、サトイモ科アンスリウム属の植物です。仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉の一部が白くて、カールした花のように見えますが、厳密に言うとこの部分は花ではありません。花部分は仏炎苞の中の棒状の部分です。一般的には葉、またはこの仏炎苞部分を花のように観賞する目的で育てられます。仏炎苞部分は白、または赤、ピンク、紫、複色など様々な色があり、葉も光沢があり美しいです。開花時期は5〜10月と時期が長く、葉も常緑性のため1年中楽しめます。

スパティフィラム

スパティフィラムもアンスリウムと同じように、美しい仏炎苞をつける植物です。サトイモ科スパティフィラム属の植物で、熱帯アメリカを原産とします。仏炎苞は美しい純白であることが特徴で、寒さに弱いですが丈夫であり、小鉢や中鉢で室内観葉植物として多く育てられています。夏の時期は直射日光を避けて半日陰に、冬には逆にあたたかく日当たりのよい場所に鉢を置くようにしましょう。基本的には年中どの時期でも開花が可能で、仏炎苞部分が緑色を帯びてきたら花が終わりのサインです。

サボテン

育てやすく乾燥に強いサボテンは観葉植物として定番ですが、種類や育て方によっては花が咲くものもあります。サボテンは元々は栄養の乏しい乾燥地帯に育つ植物です。乾季には休眠し、雨期などの生育期に一気に生長し花を咲かせる特徴があります。

観葉植物としてサボテンを育てる場合は、一時期水やりを控えて休眠期を迎えさせて、そのあと日光をたっぷりと与え生育期を迎えさせると花が咲きます。また、昼と夜の寒暖差によって花が咲く種類もあります。花が咲きやすいサボテンの種類は白星、象牙丸、白翁玉、クジャクサボテンなどなので、参考にしてください。

オリヅルラン

オリヅルランはキジカクシ科オリヅルラン属の植物で、春〜秋にかけて小さな花を咲かせます。細長く剣状の鮮やかな葉と、ランナーと呼ばれる茎の先につく白い花が折り鶴(オリヅル)に似ていることが名前の由来です。耐暑性・耐寒性が共に強く、温暖な地域では屋外でも冬越しができます。オリヅルランは、空気中のホルムアルデヒドを吸収するため、空気清浄能力も期待できるでしょう。

オリーブ

オリーブはモクセイ科オリーブ属の常緑高木の植物で、5〜6月に白い花を咲かせます。涼しげなオリーブの木は、屋外ではなく室内用の観葉植物として育てることもでき、おしゃれなインテリアとしても非常によく映えます。また、耐寒性があり、乾燥にも強いので育てやすい植物です。

平和の象徴とも言われており「平和」という花言葉もついています。邪気を祓うといった風水効果も期待できるため、開店祝いや引っ越し祝いなどのギフトにもおすすめです。

色別に花を咲かせる観葉植物をご紹介

観葉植物がつける花の色は白、赤、黄色、オレンジ、ピンク、紫から複色まで様々です。中でも白、赤、オレンジは常緑の観葉植物のグリーンによく映え、常に人気の花色となっています。先にご紹介したもの以外で、白、赤、オレンジの花を咲かせる観葉植物はそれぞれ以下のものがあります。

白い花を咲かせる観葉植物

白い花を咲かせる主な観葉植物は以下の通りです。

白い花を咲かせる観葉植物は、観葉植物全体の中でも人気があります。代表的なのが先にご紹介したスパティフィラム、他にブライダルベール、オーガスタ、シマトリネコなどです。シマトネリコは雄株・雌株があり、雌の株が初夏に白い花を咲かせます。

シルクジャスミンは、夏に爽やかな香りのする花を咲かせます。ほかにも、虎の尾に葉の形が似ているサンスベリアや観葉植物の中でも人気が高いパキラなど、白い花を咲かせる観葉植物はかなりたくさん種類があるようです。

赤い花を咲かせる観葉植物

赤い花を咲かせる主な観葉植物は以下の通りです。

先程も紹介をしたアンスリウムは、赤をはじめ白やピンクなど様々な色があることで知られてる植物です。シャコバサボテンもオレンジなど他の色の花も咲かせますが、赤色の花も華やかでサボテンの乾いた緑に映えます。

グズマニアはパイナップル科の植物で、花苞(はなほう)と呼ばれる部位を持ち、それが赤く染まります。

エピスシアは個性的な葉で人気の観葉植物で、トロピカルな赤い花を咲かせるのが特徴です。

オレンジの花を咲かせる観葉植物

オレンジの花を咲かせる観葉植物は以下の通りです。

オレンジの花を咲かせる観葉植物で代表的なのがストレリチア・レギネです。極楽鳥花とも呼ばれ、鳥が羽を広げているような形の花をつけます。シャコバサボテンは花色豊富な花で、赤の他にオレンジ色の花も咲かせてくれます。キンギョソウは丸みを帯びた可愛らしい形の花で、金魚に似た鮮やかで澄んだオレンジ色の花を咲かせます。

そのほかに、オレンジ色の花を咲かせる植物は、多肉植物のカランコエ、クンシランなどがあります。

観葉植物の花を咲かせるためのポイント

観葉植物の花を咲かせるためには、「日当たり・風通し・適度な水やり」が最大のポイントです。また、花を咲かせる観葉植物は基本的に熱帯の植物であることが多く、温かい温度を保つことも必要な条件となるでしょう。

ここでは、観葉植物が花を咲かせるためのポイントについて解説していきます。

日当たりの良い場所で管理をする

花を咲かせる観葉植物の多くは日光を必要とします。室内でも室外でも日当たりの良い場所で管理をするようにしましょう。

季節にもよりますが、日照時間は5〜6時間以上とれるようにすると理想的です。夕方の西日などの直射日光は植物にとって強すぎるので、なるべく朝〜午前中に日のあたるスポットを探して管理をするのがおすすめです。どうしても直射日光や西日が当たってしまう場合は、明るい日陰で育てても問題ありません。

風通しの良い場所に置く

多湿にならないようにすることも、花を咲かせる上で大切なポイントです。特に観葉植物は乾燥に強いものが多く、むしろ多湿を嫌う傾向が高いので、年中風通しのよい場所を確保しましょう。風通しが悪いと、根腐れやカビの原因となります。花を咲かせる観葉植物の多くは十分に生育しきらないと花を咲かせません。根腐れ、カビなどを避け、株を大きく生育させるためには適度な風通しのよさは必須です。ただし、風が強すぎる場合は逆に植物を弱らせてしまう場合もあります。

室内の場合、エアコンの風が強く当たると葉が乾燥して弱ってしまうため注意が必要です。

適度に水やりをする

植物の生育に欠かせない水やりですが、観葉植物はどのくらいの頻度で水をやればいいのでしょうか?目安としては月1回〜8回ほどで、季節や植物の種類によって変わってきます。あげすぎても根腐れを起こす可能性が高いので注意が必要です。

水やりのタイミングで一番分かりやすいのは、土の表面を触ってみて乾いていたらあげるという方法です。土が乾いていたら水やりを行いましょう。受け皿に溜まった水は、根腐れの原因となるためすぐに取り除いてください。

観葉植物のお花に関するよくある質問

観葉植物のお花に関して、最もよくあるのが「花が咲かない」というお悩みです。どのくらい水をあげたらいいのか、いつ花は咲くのか、ちゃんとやっているはずなのに咲くはずの時期に咲かないのはどうしたらいいのかなど、疑問はつきません。基本的で重要なポイント、そして花が咲いた後長く楽しむ方法をご紹介します。

お花が咲かないときはどうしたら良い?

観葉植物の花が咲かない場合に最もよく多いのが、日光不足です。そのため、より多く日に当ててあげるとよいでしょう。花を咲かせる観葉植物は基本的に熱帯の植物である場合が多く、強い日光、長い日照時間の元で生きています。日本の気候条件で全く同じようにしてあげるのは難しいためか、日光不足で花が咲かないという例が最も多く見られます。季節や時間帯によって日の当たり方は変わってくるので、よく観察して置き場所を変える、時期によって移動させるなど工夫をしてみましょう。また、生育不良の場合は肥料を与えて生長を促します。

 

観葉植物のお花を長く楽しむコツはある?

花が咲き終わったら花がら摘みや、切り戻しを行うことが観葉植物を長く楽しむポイントです。花がら摘みは咲き終わった花を茎から摘み取ることです。そのままにしていると植物は種を作ろうとしますが、花がらを摘むことで種を作るための栄養をほかへ回すことができるようになり、別の場所に花を咲かせてくれます。

切り戻しとは、咲いている最中の花を切り花にするために、切り取ることです。葉が残るように、花が咲いている場所から10〜15㎝ほどの場所を切りましょう。そうすると、再度花を咲かせてくれるようになります。

まとめ

観葉植物は植物の茎や葉のグリーンを楽しむ印象が強いかもしれませんが、中には花が咲くものも多く存在します。自分で育てた植物がちゃんと花を咲かせてくれると、嬉しさも倍増するでしょう。また、観葉植物のグリーンをふんだんに取り入れたボタニカルなインテリアも人気です。ぜひ観葉植物をお部屋に取り入れて、一段上のおしゃれな空間を作ってみてください。

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