観葉植物オリーブの育て方!水やりから地植えまで徹底解説!

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オリーブ

オイルが有名なオリーブは観葉植物としても人気があり、インテリアとして実際に育てている人はもちろん、これから育ててみたいという方もいるのではないでしょうか。
しかし植物をきれいに育てるには関連する知識が必要です。

今の記事では基礎知識や植え替えについてなど、オリーブを育てる上で必須の情報をご紹介します。

オリーブの育てる前に必要な準備

オリーブを育てる場合は、育てる前にどんな環境で育てるか決めます。オリーブを育てられる環境以下の2つです。

  • 庭に地植えをする
  • 植木鉢で育てる

ここでは、オリーブを育てるのに必要な準備を方法別に紹介します。

庭に地植えして育てる場合

オリーブの木はガーデニングにおいても人気が高いのです。最初から、あるいは途中で植え替えをして地植えで育てる方も多いでしょう。
オリーブを地植えで育てるときに大切なのは「土」です。

土は小さな粒が水分で塊になっているもので、水はけと水持ちが適度に良い土が適しています。また陽オリーブは酸性の土に弱いので、植える予定の場所の土を苦土石灰でpH値を6.5~7.0程度まで調整しておきましょう。

室内やベランダで鉢で育てる場合

オリーブの木は土の量が多いほど根が成長するため、あまり大きな植木鉢を使用してしまうと、オリーブが大きくなりすぎてしまいます。
そのため、程よく育つことができる7号~10号の大きさの鉢を選びましょう。

さらに、大きさと同じくらい重要なのが、鉢の材質です。
プラスチックは軽いためお世話しやすいだけですが、水はけが悪いので根腐りしやすくなります。

素焼きは水を吸収しやすい鉢なので、適度に乾燥しやすいのが特徴です。
そのため、オリーブを上手に育てるなら素焼きの鉢が良いでしょう。

オリーブを元気に育てる水やり・環境づくりのポイント

オリーブを育てるには土や鉢だけでなく、様々なことに気を付ける必要があります。
特に水やりや育てる環境には気を配りたいです。

具体的にどんなことに気を付けるべきかポイントを紹介します。

環境づくりのポイント

オリーブはもともと地中海原産の木なので、原産地に近い環境を整えるとよく育ちやすいです。

基本的に寒さに強く、気温が低くないと実を付けにくいですが、温かい場所を好みます。
湿度には弱いので風通しと日当たりがいい場所が適しているでしょう。

肥料は年に3回、3月にゆっくり効果の出る有機質肥料を、6月と実を収穫したあとの11月に即効性のある化成肥料を与えましょう。

水やり

オリーブへの水やりは地植えか鉢植えでポイントが変わります。
どちらもたっぷりと水を与える必要がありますが、必要以上に与えて根腐れさせないよう注意しましょう。

具体的な水やりの方法を紹介します。

庭に地植えして育てる場合

日本は雨が降りやすいこともあり、地植えしている場合には基本的に水やりをする必要はありません。

熱く日差しが強い夏に雨が1・2週間降らない日が続くと流石に土の中まで乾燥してしまうので、枝の下の範囲に満遍なく水をあげるといいでしょう。

地面の表面だけでなく奥まで水が染み込むよう、たっぷりと水を与えるのがポイントです。

室内やベランダで鉢で育てる場合

鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いていたら水やりを行うようにしましょう。
目安としては1・2日に1回程度です。

しかし、普通に水やりをすると水に跳ねた泥が木に付着して、カビや病気の原因となることがあります。

水やりをする場合は、じょうろやホースにハス口を付けて水の勢いを弱めてあげましょう。

オリーブの植え替え・植え付けの方法

オリーブ 苗

オリーブの木は観葉植物の中でも大きくなる品種です。だいたい2年ほどするとだいたいの木が根詰まりを起こして、成長が遅くなったり葉が落ちるトラブルが引き起こされる可能性があります。

そのため、オリーブをきちんと育てるには、植え替えや植え付けが必ず必要になるでしょう。オリーブの植え替えと植え付けの手順は同じなので、まとめて紹介します。

植え替え・植え付けに適した時期は?

オリーブの植え替えや植え付けは、寒さの和らいでくる2月中旬〜3月頃が適しています。
夏は花が咲いているため、なるべく避けてください。

とはいえ、根の成長が早いオリーブは、根詰まりに気付いたらすぐに植え替えをする必要があります。
植え付けも同様の時期に行うのがベストです。

鉢への植え替え(鉢まし)の方法

オリーブを鉢から抜いたら根鉢を軽くほぐします。
新しい鉢の底にネットを敷き、鉢底石を3センチほど敷き詰め、鉢のふちまで3センチほどの高さまでオリーブ専用の用土を使い、植え付けを行います。

植え替えが終わったら、沢山水やりをしてあげてください。

庭での植え替えの方法

まず植え替えの1ヶ月以上前に、植える予定の場所の土を深さ・直径共に50センチほど掘ります。掘った土にpH6.5〜7.0になるように調整した苦土石灰や、栄養源として腐葉土などを混ぜて、土を戻しましょう。

植え替えの時期になったらオリーブの根鉢を軽くほぐしてから植え、株元が地面の高さと並ぶように均してください。
最後に支柱を立ててあげて水を与えれば植え替えは完了です。

オリーブの果実を収穫するには?

オリーブと聞くと果実ができるのか疑問に思いますよね。もちろん、観葉植物のオリーブも果樹なので果実を収穫することができます。

しかし、ただ育てているだけではオリーブの実はできません。実を付けるにはどんな方法が必要なのでしょうか。オリーブの果実を収穫する方法を紹介します。

収穫時期

オリーブの収穫時期は9月~2月頃ですが、時期によって果実の状態が違います。
この実は、緑→赤→黒紫の順に変化するため、オリーブの実をどのように育てたいかで、収穫の時期を見ていくとよいでしょう。

オリーブの実を塩漬けにしたい場合は、9月~10月に収穫できる緑の実を使用すると良いです。

オイルにしたい場合は実が完熟した黒い実を使うと良いでしょう。

受粉方法

実はオリーブは1本では実を付けることができません。近所にオリーブの木がない場合は、
同時に2本以上の違う種類を育てる必要があります。

特に、初めての人は花粉量の多い品種を選ぶと実がなりやすいでしょう。
花粉が多く実がなりやすい品種は以下の4つです。

  • コロネイキ
  • チプレッシーノ
  • ネバディロ
  • ブランコ

剪定のポイント

オリーブの内部まで陽を届けるため、そして木の背丈を管理するために、剪定は必要不可欠です。剪定時期も植え替えと同じく、2月中旬から3月が適しています。

高さや横の広がりを抑えるために大きく切り落とすと、そこから逆に不要枝が増えるので、好みの大きさに整えたい場合は数年スパンで調節するよう計画を立てましょう。

オリーブを育てる際のよくある疑問

悩む 女性 

オリーブは人気のある観葉植物ですが、それだけに疑問とその答えは出揃っています。
特に害虫・病気・開花は、オリーブによくある疑問です。
ここではオリーブに多い疑問を解説していきます。

害虫の被害は多い?

害虫被害は基本的に少ないですが、それでも枝葉をかじる害虫が湧くことがあるので、殺虫剤を散布して対策する必要があります。
無農薬で育てたい場合は、比較的害虫が湧きにくい屋内で鉢植えにするのがおすすめです。

とはいえ、害虫がつかないわけではないので、こまめにチェックする必要があるでしょう。

病気の対策方法は?

オリーブがよく罹る病気には、梢枯病と炭疽病があります。
どちらも炭疽病菌というカビの一種が原因で起こる病気です。

カビの一種なので、しっかりと枝を間引いて風通しや日当たりを良くすることである程度予防できます。

発症した場所から広がる性質があるので、もし発症していた場合早急に発症した枝や果実を切り落として除去しましょう。

傷口には消毒液を付けておかないと、切り落としただけでは病気が治らないので気を付けましょう。

花が咲かない場合はどうするべき?

オリーブの花が咲かない原因は様々です。特に以下の原因が多い傾向にあります。

  • 寒さが足りない
  • 若すぎる
  • 日当たりが足りない
  • 肥料が足りない

ホームセンターで挿し木を購入した場合は、花が咲くまで5年近くかかる場合があります。また、年齢が適正でも1月頃に10度以下の気温に20日以上当てないと花芽がつきません。

日当たりが悪かったり栄養不足でも花を咲かすことができないので、しっかりと肥料を与えるようにしましょう。

基本的には数年育て続け、冬には外の冷たい空気に晒し、日当たりのいい場所に置いたり邪魔な枝葉をしっかり間引けば、花を咲かせることができます。

初めてオリーブを買うときは育てやすいものを選ぼう

オリーブは観葉植物として人気ですが、観葉植物として見ごたえのある状態まで育てるには時間がかかります。

小さい苗木の頃は育てるのも比較的難しいので、育てやすい大きさになったオリーブの木を選ぶのが良いでしょう。

プレミアガーデンでは、初心者の方でも簡単に育てることができる丈夫なオリーブを販売しています。

  • インテリアとして育てたい
  • オリーブの実を栽培したい
  • 自分でオイルを作ってみたい

こういった方はぜひオリーブを育ててみてはいかがでしょうか。

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