耐陰性が優れている観葉植物とは?おすすめの種類や選ぶ際のコツなども紹介

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近年では、生活の一部に観葉植物を取り入れている方が多くいます。しかし、人によっては自宅の日当たりが悪く、植物が育ちにくいと考える方はいるのではないでしょうか。

観葉植物にはさまざまな種類が存在しており、中には耐陰性が優れている品種があります。そこで今回は、耐陰性とは何かを分かりやすく説明し、初心者でも育てやすいおすすめの品種を詳しく紹介します。

置き場所の選び方、注意点なども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも観葉植物の耐陰性とは

観葉植物の耐陰性とは、弱い光でも生育できる性質をいいます。耐陰性の高い観葉植物は比較的暗い場所でも光合成を行うことができ、成長を維持することが可能です。

しかし、耐陰性が高いといってもまったく光を必要としないわけではありません。生育に適した明るさは植物の種類によって異なりますが、まったく日光が当たらない場所ではどんな植物も元気を失ってしまいます。

自宅に観葉植物を取り入れる際は耐陰性が高い植物を選ぶだけでなく、室内で日が当たる場所はどこかを確認しておくと良いでしょう。もし、家の中でどこも日当たりが良くないという場合は、日光不足を解消できる植物用ライトの使用がおすすめです。

耐陰性があるおすすめの観葉植物5選

耐陰性があるおすすめの観葉植物5選

耐陰性があるおすすめの観葉植物は、以下の5種類です。

  • アジアンタム
  • エバーフレッシュ
  • ガジュマル
  • テーブルヤシ
  • ポトス

ここでは、それぞれの観葉植物の特徴などを詳しく見ていきましょう。

アジアンタム

アジアンタムは、繊細で涼しげな葉が魅力のシダ植物です。鮮やかな緑色の葉は細かく分かれており、軽やかな印象を与えます。

耐陰性が高いため、室内で育てやすい観葉植物として人気があります。ただし、直射日光に当たると葉が焼けてしまうため、明るい日陰で管理するのが最適です。

また、乾燥にも弱いため、こまめな水やりと霧吹きで葉の湿度を保つことが大切です。アジアンタムは、ハンギングバスケットに植えて吊るしたり棚の上に置いて飾ったりすることで、その美しい姿をより一層楽しめます。

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは、耐陰性が比較的高い観葉植物として知られています。レースカーテン越しの光で十分育ち、明るい日陰を好む性質があります。

ただし、まったく光が当たらないと葉が落ちたり生育が遅くなったりするため、適度な光は必要不可欠です。水やりに関しては、春~夏の場合は土が乾いたら水をたっぷり与え、秋~冬の場合は土が乾いてから2~3日後に与えると元気に育ちます。

ガジュマル

ガジュマルはクワ科の常緑高木であり、耐陰性がある観葉植物として人気があります。ユニークな樹形と丈夫な性質から初心者にも育てやすい品種で、「多幸の木」という別名がついていることからも贈り物としても喜ばれます。

ガジュマルは、沖縄などの暖かい地域に自生しているので比較的日光を好みますが、耐陰性も備えているため、明るい室内であれば問題なく生育します。ただし、まったく光が当たらない場所では生育が難しいため、適度に明るい場所に置くようにしましょう。

また、ガジュマルは乾燥にも強く、水やりの頻度は少なくて済みますが、土が完全に乾いてから水を与えるようにしてください。過湿になると根腐れを起こす可能性があるので注意が必要です。

テーブルヤシ

テーブルヤシは、その名の通りテーブルの上に置けるほど小型のヤシです。他の観葉植物と比べると成長が遅いため、長い期間コンパクトなサイズを維持できるのが特徴です。

耐陰性が高く明るい日陰でも元気に育ちますが、まったく光が当たらない場所だと葉が黄色くなってしまう可能性があります。

また、乾燥にも強く、水やりの頻度が少ないため、初心者でも育てやすい観葉植物といえるでしょう。

ポトス

ポトスは、観葉植物の中でも特に育てやすい種類として知られています。耐陰性が高く、比較的暗い場所でも生育できるため、初心者の方にもおすすめです。

つる性で、ハンギングバスケットに植えて吊るしたり、支柱に絡ませて育てたりなど、さまざまな楽しみ方ができます。葉の色や模様も豊富で、ライムグリーンの明るいものから濃い緑に白い斑が入ったもの、マーブル模様のものなど、多種多様な種類があります。

耐陰性が優れている観葉植物の選び方

耐陰性が優れている観葉植物の選び方として、主に2つの方法が挙げられます。

  • 置き場所に合わせたサイズを選ぶ
  • 丈夫で育てやすい種類を選ぶ

ここでは、それぞれの選び方について紹介します。

置き場所に合わせたサイズを選ぶ

観葉植物を選ぶ際には、置き場所のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。置き場所に対して植物のサイズが大きすぎると、圧迫感が出てしまいます。

一方、小さすぎると物足りなさを感じてしまうかもしれません。そのため、事前に置き場所の寸法を測り、適切なサイズの観葉植物を選ぶようにしましょう。

たとえば、窓辺や棚に置く場合は奥行きや高さを考慮し、スペースに収まるサイズのものを選びます。床に置く場合は、部屋全体のバランスを見ながら大きすぎず小さすぎないものを選ぶのがおすすめです。

また、植物は成長することも考慮に入れておく必要があります。将来的にどの程度大きくなるかを確認し、最終的なサイズが置き場所に収まるかどうかも確認しておきましょう。

丈夫で育てやすい種類を選ぶ

耐陰性があって丈夫で育てやすい観葉植物を選ぶことは、特に初心者にとって重要なポイントです。数ある観葉植物の中から、丈夫さで選ぶ場合はポトスやテーブルヤシなどがおすすめです。

これらの植物は、比較的水やりや肥料の頻度が少なくても良く、多少の環境変化にも耐えられるため、初心者でも管理しやすいでしょう。

また、病害虫にも強い傾向があり、比較的安価で入手しやすいこともメリットとして挙げられます。

耐陰性がある観葉植物を育てる際の注意点

耐陰性がある観葉植物を育てる際の注意点

耐陰性のある観葉植物を育てる際、注意すべき点として以下の2つが挙げられます。

  • エアコンなどの風が直接当たらないところに置く
  • 湿度や温度にも気を払う

最後に、押さえておくべき注意点を詳しく解説します。

エアコンなどの風が直接当たらないところに置く

観葉植物を室内に置く際は、エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶのが大切です。

エアコンの風は植物にとってストレスとなり、急激な温度変化や乾燥を引き起こしてしまいます。その状態が長く続くと、葉がしおれたり枯れたりする原因になりかねません。

植物の種類によっては風に弱いものもあるので特性を理解し、エアコンの吹き出し口から離れた場所に置いたりパーテーションなどで風を遮ったりといった工夫を施しましょう。

湿度や温度にも気を払う

耐陰性が高い観葉植物を育てる際、湿度と温度管理にも気を払うようにしましょう。

植物の種類によっては高温を嫌ったり多湿を苦手とする品種があります。一方で、乾燥に弱い種類もあるため、それぞれに合った適切な管理が必要です。

夏場では湿度が高くなりやすく、冬場だと温度が低くなりやすいので、温度計などを活用して最適な環境を維持できるようにしてください。

まとめ

耐陰性の高い観葉植物は光が少なくても育つため、日当たりの悪い室内でも緑を楽しめます。耐陰性が優れている観葉植物には、アジアンタムやエバーフレッシュ、ガジュマル、テーブルヤシ、ポトスなどが挙げられます。

自宅に観葉植物を置く際は、置き場所や育てやすさに加え、成長後のサイズも考慮しておくのがポイントです。ぜひ本記事を参考に、耐陰性がある観葉植物を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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