アンスリウムは600以上の種類があり、色も様々です。今回はアンスリウムの色別の花言葉とアンスリウムの基本情報をご紹介いたします。
アンスリウムの花言葉は「恋に悶える心」
アンスリウムの花言葉は「恋に悶える心」「煩悩」です。
アンスリウムの花言葉は、ツヤのある色鮮やかなハート形の花が、ハートが激しく燃えている様子を表していることに由来します。
英語での花言葉は「hospitality」で、温かいもてなしという意味です。
アンスリウムの花言葉が怖いと言われるのは、「煩悩」という花言葉を持っていることが理由です。恋に思い悩み心をかき乱す煩悩を表しているとすれば、どちらも恋のことについて思い悩む方の気持ちを表した花言葉といえるでしょう。
アンスリウムの色別の花言葉
アンスリウムは色によっても花言葉が違います。
一般的によく見られる赤のアンスリウムは「情熱」、
カラーのような白い花は「熱心」、ピンクは「飾らない美しさ」緑は「無垢な心」という花言葉がそれぞれつけられています。
アンスリウムの基本情報
科・属 | サトイモ科・アンスリウム属 |
和名 | 大紅団扇 |
英名 | Tailflower, Flamingo flower |
学名 | Anthurium andreanum |
原産地 | 熱帯アメリカ |
開花時期 | 5月~10月 |
アンスリウムはアメリカ大陸中南部の熱帯地域が原産地。なんと600種以上種類があり、日本で良く見るアンスリウムは、「オオベニウチワ」というものです。
花のように見える赤い部分は、実は花ではなく、「仏炎苞(ぶつえんほう)」といい、花を守るために葉が変化したもの。
花は、「肉穂花序(にくすいかじょ)」という赤い部分から伸びた細い棒のような部分に密集して咲いています。
ハワイでは「Heart of Hawaii」と呼ばれ、バレンタインデーや母の日などのプレゼントとしても親しまれています。
アンスリウム(Anthurium)は動物の尻尾のように突き出た肉穂花序の姿から、ギリシャ語で花を表す「anthosaura」と尻尾を表す「oura」が語源となっています。
アンスリウムの種類
アンスリウムは、600以上の種類があると言われています。花を楽しむものはもちろん、葉や実を鑑賞するための品種もあります。
そこで、アンスリウムの代表的な種類を3つご紹介いたします。
ダコタ
ダコタは、大きな赤色の花をつける品種です。鮮やかな赤色と、手のひらサイズもある大きな花が特徴です。
造花と見間違える程の光沢がある花と葉が特徴で、可愛らしい花が人気なので、お店のインテリアとして利用されているものを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
アンスリウム・クラリネルヴィウム
アンスリウムの原種であるクラリネルビウムは、アンスリウムで良くイメージされる真っ赤な花ではなく、緑の花を咲かせる品種ですが、花を鑑賞するよりも、葉を鑑賞するための品種です。
ハート形の黒々としたマットな質感の葉に白い葉脈が走る美しさから、モダンな印象を与えることができます。
アンスリウム・バーケリー
アンスリウム・バーケリーは、花は地味ですが、鮮やかな赤い実をつける品種。花や葉は地味ですが、実を鑑賞することができます。葉の緑と鮮やかな実の赤色のコントラストが美しく、シックな印象を持たせます。
葉も細長く垂れ下がってくるので、ハンギングで楽しむこともできます。
アンスリウムの育て方のよくある質問
アンスリウムを長く楽しむために、育て方の知識をつけておくことは大切です。
アンスリウムは比較的扱いやすく、初心者向けの植物ですが、育て方を間違えてしまうと、枯れてしまうこともあります。
ここでは、アンスリウムの育て方でよくある質問をご紹介します。
アンスリウムの正しい置き場所はどこですか?
アンスリウムは本来、大きな樹木の下で育つ着生植物ですので、木漏れ日がさすような場所で育つのに適しています。
気温は20度~30度くらいが適していて、35度以上の暑さですと育ちにくいため、風通しの良い涼しい場所に移動させてください。
寒さにはやや弱いので、気温が12度を下回る場所には置かないようにしましょう。
また、気温が高い所に適しているとはいえ、直射日光に当ててしまうと葉焼けの原因になりますので、レースのカーテン越しに日光をあててあげると良いでしょう。
水やりの仕方を教えてください。
アンスリウムは湿度の高い場所を好む植物です。ですが、土に水が溜まってしまうと根腐れの原因になりますので、水やりは土が乾いてから2~3日経ってからたっぷりとあげましょう。アンスリウムは空気中の湿度を好みますので、定期的に葉や茎に霧吹きで水をかける「葉水」も必須です。
冬は成長が遅くなりますので、水やりの頻度を減らし、暖房などで空気が乾燥する場合は葉水で調整してください。
花が枯れたらどうしたらいいですか?
アンスリウムは、花が枯れても自然に散ることはありません。花色があせてきたら、早めに花茎の根元から切り取りましょう。
大きくなって倒れてきそうです!
アンスリウムが大きくなってきて、鉢の下から根が出てきたり、全体的に葉の数が少なくなってきたら植え替えをしましょう。
今使っている鉢よりも一回り大きな鉢を用意してください。
アンスリウムの植え替え方法
1,新しい鉢の穴をふさぐ鉢底ネットを敷き、鉢底石を2~3cmまで入れます。
2,新しい土を鉢の4分の1入れます。
3,古い鉢からアンスリウムを抜き、古い土を取り除きます。傷んだ根はハサミでカットしてください。
4,新しい鉢にアンスリウムを置き、土を加えます。
5,鉢と根の隙間に土が入るよう、棒などでつつきながら土を入れ込みます。
6,鉢の上から2~3cmの所まで土を入れ、たっぷりと水やりをします。
注意しておきたい病気や害虫はありますか?
アンスリウムがかかりやすい病気は特にありませんが、風通しが悪いとカイガラムシが発生してしまうことがあります。
また、ハダニ、アブラムシが発生することもありますので、水やりの際は株全体に水がかかるように与えること、風通しを良くし、日光をあててあげることで防ぐことができます。
アンスリウムの花が咲かない
光が少ない環境であることが原因として考えられます。暗い場所で育てていると、葉の数も減ってしまい、害虫も寄ってきやすくなりますので、明るい場所で管理をしましょう。
まとめ
アンスリウムの花言葉は「恋に悶える心」。ハートが燃えているような花姿から、そのような花言葉が付けられました。
ただし、「煩悩」というようなネガティブにも捉えられる花言葉もついていますので、贈る際には注意しましょう。
プレミアガーデンでは、アンスリウムをはじめ、さまざまな種類の観葉植物を取り揃えております。自社配送も行っておりますので、この機会にぜひご活用ください。