花・観葉植物の育て方・プレゼントまで紹介

サンセベリアの飾り方は?室内と屋外での飾り方の違いをわかりやすく解説

日本各地で広く栽培されている「サンセベリア」は非常に繁殖力が強く、増やすつもりが無くても勝手に増殖していきます。

 

そのため定期的な間引きが必要ですが、間引きした子株をただ捨てるのがもったいないということで、株分けしたサンセベリアを知人にプレゼントする方も多いようです。知人からサンセベリアをもらっても、飾り方がわからないと悩んでいる人もいるでしょう。

 

そこで、この記事では、サンセベリアを自宅に飾る方法についてわかりやすく解説していきたいと思います。

サンセベリアの特徴

サンセベリアはアフリカの乾燥地帯を原産とし、キジカクシ科スズラン亜科に分類される観葉植物です。俗に「サンスベリア」と呼ばれたり、濃淡の出たシマシマ模様が虎のしっぽに見えることから「トラノオ」という名称でも親しまれています。

 

サボテンと同じ「多肉植物」の一種であるため、家庭では基本的に葉の部分だけを育て流のが一般的です。

 

花が咲く可能性もゼロではないのですが、サンセベリアの花は非常に珍しく、何年もかけて根気よく育てなければ難しいです。

 

対照的に、サンセベリアは葉の部分だけならとても簡単に育ちます。一枚の葉を5等分にして土に挿しておくと、それぞれの切れ端から新たな芽が出るくらいに繁殖力の強い植物です。サンセベリアは、スラっとしたフォルムが人気の観葉植物です。

室内栽培しやすいサンセベリアの品種

園芸用のサンセベリアにもいくつかの品種があります。

このうち「ハニー」や「サムライドワーフ」という品種はサンセベリアの中でも小型で、室内でもスペースを取らずに育てられます。

 

どちらも手のひらサイズの鉢植えで十分に育ちますし、お近くのホームセンターなどで手軽に入手できる品種です。

室内でのサンセベリアの飾り方

サンセベリアを室内で飾る方法はさまざまです。せっかく飾るなら、より良い方法で飾りたいですよね。ここでは室内でのサンセベリアの飾り方を紹介していきます。

日当たりの良い窓辺に飾ろう

熱帯生まれのサンセベリアは日光を好む植物です。室内で育てる場合でも、できれば日当たりの良い窓際に飾ってあげるのが良いでしょう。

 

窓枠に物を置くスペースが確保されていれば、そこに飾るのが一番良いですが、置き場所がなければ机や棚を配置するのも手です。どうしても窓の近くに置き場所を確保できないようであれば、時々はベランダに出して日光を浴びさせるようにしましょう。

どの部屋でも飾れる

小型のサンセベリアはスペースを取らないため、仕事用のデスクの上で育てている方も多いです。窓さえあれば、トイレのタンクの上でも栽培できますし、本棚や靴箱の上に並べてインテリアコーディネートを楽しむこともできます。

 

基本的にどの部屋にでも飾れますが、サンセベリアは冷風や乾燥に弱いため、クーラーの風が直接当たる場所には置かないようにしましょう。

屋外でのサンセベリアの飾り方

ここでは屋外でのサンセベリアの飾り方を紹介していきます。

屋外栽培しやすいサンセベリアの品種

数あるサンセベリアの品種の中でも、屋外栽培用に人気があるのが「ローレンティー」と「スタッキー」です。

 

特にローレンティーは「サンセベリアといったらコレ!」といってもいいくらい代表的な品種で、街中で見かけるサンセベリアの大半は「ローレンティー」です。

 

「ローレンティー」や「スタッキー」は、サンセベリアの中でも大型の品種です。家の中で育てることもできますが、かなり大きく育つので屋外のほうが何かと都合が良いです。

 

葉焼けや増殖が気にならないのであれば、サンセベリアは植え込みで栽培しても構いません。大型品種の「ローレンティー」は、マンションなどの植生に利用されているのを街中で見かけますね。

 

しかし季節によって日照量を調節したい時や、台風が接近している時の避難などを考えると、やはり個人レベルで育てるには植木鉢での栽培が堅実です。

奇麗な縞模様を残すには半日陰がGOOD

サンセベリアは日光を好む植物ですが、直射日光に当てすぎると葉焼けすることがあります。葉が焼けて真っ黒になると、サンセベリアの魅力である奇麗な縞模様がほとんど見えなくなってしまいます。

 

特に夏場は葉焼けに注意が必要です。そのため、屋外で育てるときは常に日光に晒すのではなく、時間によって日照量が変わるベランダや、建物の影などに置いておくのが良いでしょう。

ちょっと変わったサンセベリアの飾り方

ここではちょっと変わったサンセベリアの飾り方を紹介していきます。

大型品種のサンセベリアを屋内で育てる

屋内での栽培には「ハニー」や「サムライドワーフ」などの小型品種が適していると解説しましたが、もちろんスペースさえあれば、大型品種を屋内で育てることも可能です。

 

「ローレンティー」などは大きくなると小学生の背丈くらいは優に超えてきますが、そのダ

イナミックな見た目を好んで屋内栽培する愛好家もたくさんいます。

 

あえて縦に長い大型植木鉢に入れることでサイズを足して、大人の身長よりも大きなサンセベリアを演出するという飾り方もあります。

株分けの過程を見せるように飾る

サンセベリアの葉をバラバラに切り取り、土に挿しておくとそれぞれの葉から新芽が出ます。「株分け」中のサンセベリアは奇妙ですが、とてもユニークな姿をしています。愛好家の中には、株分け中のサンセベリアが一番好きだという方もいるほどです。

 

株分けの最中ならローレンティーのような大型品種でもデスクの上で愛でられるので、期間限定の飾り方として試してみてはいかがでしょうか。

サンセベリアは他の植物との寄せ植えもOK

サンセベリアの寄せ植えは意外と簡単に行うことができます。観葉植物の寄せ植えは、植物同士の相性などを考えて行う必要があるため、初心者にはハードルが高いと思われがちです。

 

しかし、サンセベリアのように生命力の強い植物を使えば、寄せ植えして飾ることもそこまで難しくはありません。

 

生命力の強い植物同士を掛け合わせれば、同じ鉢に入れておいても意外と強く育ってくれるのです。

初心者でも簡単!サンセベリア同士の寄せ植え

寄せ植えを試すなら、一番簡単なのはサンセベリア同士を同じ鉢で育てる方法です。

同じサンセベリアでも品種の異なる、例えると「ローレンティー」と「スタッキー」を同じ鉢に植えるようなイメージですね。

 

サンセベリア同士なら、生命力の強さにも大差はないので、お互いに潰し合うこともなく簡単に根付いてくれます。慣れれば3~4品種のサンセベリアを寄せ植えすることも可能です。

サンセベリアと寄せ植えができる観葉植物

サンセベリア同士の寄せ植えもできますが、サンセベリアは、ほかの観葉植物とも相性が良く寄せ植えすることができます。ここでは寄せ植えできる、サンセベリアと相性の良い観葉植物を紹介していきます。

 

多肉植物との寄せ植え

多肉植物もサンセベリアとの相性が良いことで知られています。

サンセベリアも多肉植物の一種なので栽培環境が良く似ており、水やりや日照量の調整もほとんど不要で、同じ鉢・同じ育て方で栽培することができます。

 

もちろん、多肉植物の王様・サボテンの仲間とサンセベリアを寄せ植えすることも可能です。色や形の異なる多肉植物の寄せ植えは、サンセベリア好きの間でも人気の飾り方の一つです。

サンセベリアとポトスの寄せ植え

室内用の観葉植物として非常に人気のあるポトスも、サンセベリアと寄せ植えすることができます。ポトスも挿し木で増やせるほど、繁殖力の高い植物なので、サンセベリアと同じ鉢で育てても大きくなってくれます。

 

サンセベリアが上向きに成長するのに対し、ポトスは下向きに伸びやすいので、見た目にもどちらかが劣ることもありません。

まとめ

スラッとしたフォルムが人気なサンセベリアは、室内でも屋外でも飾ることができます。

プレミアガーデンでは、さまざまな観葉植物の通販を行っています。なかなか外に出るのが難しいこの時期ですから、ぜひこの機会にサンセベリアを購入してみませんか?

公式サイトはこちら

モバイルバージョンを終了