観葉植物の中でもパキラは人気があります。初心者にも育てやすいことでも知られており、飾るだけで部屋をおしゃれにしてくれます。せっかくパキラを買ったら長く楽しみたいですよね。そこで今回は、パキラを長く楽しむためにパキラを育てるときのポイントや冬の寒さを乗り切る方法やパキラの植え替えについても紹介していきます。
観葉植物パキラにはどんな特徴があるの?
中南米原産の植物
パキラは中南米原産のパンヤ科パキラ属の観葉植物で河岸などに見られます。別名カイエンナッツとも呼ばれており、ナッツのような見た目です。パキラの種類は約77種類あるといわれており、原産国のパキラは10㎝を超える大きな種類のものもあるのが特徴です。
また、パキラは発財樹という別名もあるので金運にも縁起の良い観葉植物です。
生命力がある
パキラは生命力があり、成長スピードがとても早い観葉植物です。パキラは乾燥にも強く、長期間水やりをできない場合や、水やりを忘れてしまったときもすぐに枯れたりしません。パキラはある程度の日光は必要ですが、電気の明るい室内でも育てることができるぐらい耐陰性があります。また大きくなりすぎて剪定してもすぐに新芽を出してくれます。枯れそうになっても早めに環境を整えればすぐに回復してくれるぐらい生命力があることが特徴です。
パキラを育てるときのポイント
パキラを育てるときにはいくつかのポイントがあります。ここでは4つのポイントについて説明していきます。
直射日光に気をつける
パキラは日光が好きな植物ですが、特に夏の強い日差しには注意が必要です。直射日光が当たると葉が焼けてしまいます。
パキラを室内で育てる場合は、窓辺などカーテン越しに日差しが入るぐらいの場所に置いてください。乾燥に強いパキラですが、エアコンの風が直接当たる場所は葉が傷んでしまうので室内ではエアコンの風が当たらない場所に置くようにしましょう。
水をやりすぎない
パキラに水やりするときは、鉢の表面の土を触ってみてしっかりと乾いてるか確認してからにしてください。土が乾いてるのを確認したら、鉢の底から水が流れ出るぐらいにたっぷりと水やりするようにしましょう。土が湿っている状態で水やりしてしまうと、根腐れを起こしてしまうので注意してください。また受け皿に溜まった水は
こまめに捨てるようにしないと根腐れの原因にもなりますので必ず捨ててください
葉水が必要
葉水は水やりと一緒に行ってください。霧吹きやスプレーで葉にお水を吹きかけます。葉水をすることにより適度な湿気を与えることができるので乾燥を防ぐこともできます。また病気や害虫予防にもなります。葉水の量は葉を触ってみて少し乾いていたら表面が軽く水滴がかかるぐらいでかまいません。
肥料を与える
パキラの成長期の4月~9月に肥料を与えてください。パキラには与えてからゆっくりと持続する緩効性の肥料がおすすめです。
パキラは室内の気温が15℃を下回ると成長が止まるため冬の間は肥料は必要ありません。
液体肥料を与える場合は10日~2週間に1回ぐらいが目安になります。
パキラが冬の寒さを乗り切るには?
パキラは寒さに弱い観葉植物です。ここではパキラの冬の寒さの乗り切り方を3つ紹介していきます。
温度の管理に気をつける
パキラは暖かい地域に育っていたので寒さには弱いところがあります。気温が5℃以下になると葉が傷んだり、パキラが弱って枯れてしったりします。外に出している場合はすぐに鉢を部屋の中に入れてください。
気温は常に5℃以上を保てるような場所に置いてください。また、窓辺に置いてある場合、夜間は冷え込むので部屋の中央に寄せて温度を保つようにしましょう。
水やりの頻度に気をつける
冬の水やりは他の季節のときの水やりと同じですが、冬の場合は土が湿っていて空気は乾燥しているのでいつも以上に注意が必要です。
寒い時期は根があまり水分を吸い上げないので、土が完全に乾いているのを確認してから水やりをするようにしましょう。
また、通常の水やりと同様に鉢底から水が流れ出るぐらいたっぷりと水やりをして受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。
日当たりが良い場所に置く
パキラは明るい場所を好むので室内で育てる場合は明るい場所に置くようにしましょう。
パキラは直射日光を当てると葉焼けしますが、冬は室温が急に下がる玄関先や窓越しに置くのは避けてください。湿度が低すぎても枯れてしまうので加湿器などを利用し、湿度50%ぐらいは保つようにしてください。
また、鉢全体にビニールをかぶせたり、新聞紙などを巻いたりして温度が下がらないようにしておきましょう。
パキラの植え替えのタイミング
パキラには植え替えのタイミングがあり、そのタイミングになると次のような状態になります。
- 株の大きさに対し鉢が大きくバランスが悪くなります。
- 購入してから2年経っている
- 葉のハリがなく葉の色も悪い
- 水やりしてもしみこみが悪い
- 鉢底の穴から根が見えている
これらの状態になっているときは植え替えのタイミングなので覚えておきましょう。
パキラに最適な植え替え時期
パキラは成長も早いので鉢の中が根で、いっぱいになってしまいます。
パキラの植え替え時期は強い乾燥や湿気がある夏の暑い時期は避けてください。冬も成長せず、寒さに耐えている時期です。
パキラに最適な植え替え時期は5月~9月中旬です。この時期以外に植え替えるとパキラは弱ってしまい枯れてしまうことがあります。
焦らずに次の植え替え時期を待ちましょう。
パキラの植え替え後の鉢の選び方
購入してから2年ぐらい経っているとパキラは成長も早いので、根も幹も成長しています。
植え替え時には一回り大きい鉢を選んでください。現在、植えている鉢の直径から3㎝ほど大きい鉢を選ぶと良いでしょう。
大きすぎてしまうと水やりをしたときになかなか土が乾かず、いつまでも土が湿っているので根腐れを起こしてしまったり、根が鉢にぶつからずあまり枝分かれできなかったりするので根の量が少ない、ひ弱な株になってしまうので気をつけて鉢を選びましょう
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まとめ
パキラを長く楽しむためのポイントを紹介してきました。パキラは冬の寒さに弱いので温度の管理や水やりの頻度に注意し、日当たりの良い場所に置く必要があります。
パキラには植え替えのタイミングがあるので最適な時期に植え替えしてください。時期が過ぎてしまっている場合は焦らずに次の時期に植え替えするようにしましょう。