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エアプランツの育て方|水やりや日当たりについて紹介!

 

エアプランツは、そのユニークな生態から、近年人気が高まっている植物です。今回は、そんなエアプランツの育て方について、水やりや日当たりなど、基本的な情報を詳しく解説していきます。エアプランツの魅力を知り、あなたもその美しい姿と個性的な生態を楽しみませんか?

エアプランツ(チランジア)の基本情報

エアプランツ(チランジア)は、ほとんど土を必要とせず空気中の水分で育つ植物です。主に中南米を原産とする約650種もの品種があるといわれており、日本でも人気の観葉植物の一つとなっています。

エアプランツは、シンプルでモダンな雰囲気を演出してくれるため、インテリアとしても人気です。置き場所を選ばず、お手入れも簡単なので、初心者の方でも育てやすい植物といえるでしょう。

科名 ベンケイソウ科
属名 チランジア属
原産地 中南米
開花時期 春〜夏

以上が、エアプランツの基本情報となります。育て方のコツを知って、ぜひ長く楽しんでみてください。

エアプランツの花言葉

エアプランツの花言葉は、「不屈」です。

土のない環境でも育つことができる力強さから、この花言葉がついたようです。

このように、エアプランツの花言葉には前向きで明るいものが多く、インテリアとして飾ると良いエネルギーをもたらしてくれそうです。また、力強い花言葉なので開業祝いや開店祝いにもピッタリですね。

エアプランツ(チランジア)の育て方

エアプランツの育て方を、6つのポイントで紹介します。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

エアプランツの置き場所・日当たり

エアプランツの置き場所は、風通しが良く明るい場所が最適です。直射日光は葉焼けの原因になるので避けましょう。レースのカーテン越しの光が当たる場所がおすすめです。

季節 日当たりの目安
春~秋 レースのカーテン越しの光
直射日光が当たる場所

室内の場合は、窓際から少し離れた明るい場所に置くのがよいでしょう。暗すぎる場所に置くと十分な光合成ができず、徒長したり葉が黄色くなったりしてしまいます。

温度は20~30℃くらいを保てる場所に置きましょう。5℃以下になると枯れてしまうこともあるので、冬場の管理には気をつけてください。

水やりの方法

エアプランツの水やりは、2つの方法があります。

方法 説明
浸け置き 植物全体を水に浸けて30分ほど吸水させる方法。2週間に1回程度が目安。
霧吹き 霧吹きで葉に水を吹きかける方法。週に2~3回程度が目安。

浸け置きの際は、水につけた後に植物の水気をしっかりと切ることが大切です。水を切らずに置いておくと、植物が腐ってしまう可能性があります。

霧吹きの際は、葉の表裏両方に水がかかるようにするのがコツです。また、夜は水やりを避け、日中の明るい時間帯に行うようにしましょう。

エアプランツは回数よりも、定期的に水を与えることが大切です。目安を参考に、エアプランツに合った方法で水やりを行ってあげてください。

肥料のやり方

エアプランツは空気中の水分や栄養を吸収して生きているので、基本的に肥料は必要ありません。しかし、より健康的に育てたい場合は、春から秋にかけて月に1回程度、液体肥料を与えるのがおすすめです。

肥料のやり方は以下の通りです。

  1. 市販の液体肥料を、おすすめの濃度の半分程度に薄めます。
  2. 葉水をするように、薄めた液肥を全体にスプレーします。
  3. 30分ほど置いた後、肥料の残りを流し洗い、よく水を切ります。
時期 肥料の頻度
春〜夏 月に1回程度
月に1回程度
必要なし

肥料を与えすぎると根腐れを起こす可能性があるので、頻度を守ることが大切です。また、冬は休眠期に入るため、肥料を控えましょう。

成長期(春~夏)の育て方

エアプランツは4月頃から活発に成長を始めます。成長期には以下のポイントに気をつけて育てましょう。

成長期の育て方ポイント 内容
日当たり 日光に当てる時間を徐々に増やし、1日4~5時間程度を目安に
霧吹きの頻度 週に2~3回を目安に葉全体が濡れる程度に霧吹きで水やり
浸け置き 月に1~2回、2~3時間程度浸け置きで水やりを行う
肥料 春と秋に1回ずつ、薄めた液体肥料を葉面散布

また、真夏の直射日光には注意が必要です。葉焼けしてしまうこともあるため、レースのカーテン越しの日光が適しています。 エアプランツは成長期にしっかりと日光と水を与えることで、美しく成長させることができますよ。ただし与えすぎにも注意しましょう。過湿状態が続くと腐ってしまう可能性があります。

休眠期(冬場)の育て方

エアプランツは冬の間、休眠期に入ります。この時期は成長が止まり、水を吸収しにくくなるため、水やりの回数を減らす必要があります。

休眠期の目安は11月〜2月頃で、2週間〜3週間に1回程度水やりをしましょう。

休眠期の水やりは霧吹きで葉全体に水をかけるようにしましょう。水につけっぱなしにすると根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。

また、休眠期は日光や温度管理にも気をつけましょう。

以上のように、冬場のエアプランツは成長期よりも管理が楽になります。水やりや置き場所に気をつけながら、春に向けてゆっくりと休ませてあげましょう。

増やし方

エアプランツは株分けで簡単に増やすことができます。親株の根元から子株が出てきたら、親株から切り離して育てましょう。

株分け以外にも、花茎から子株が発生することがあります。この子株も株分けと同様に切り離して、新しい株として育てることが可能です。

エアプランツは成長が遅いため、株分けは年に1回程度でOK。ゆっくりと株数を増やしていきましょう。

エアプランツの育て方に関するよくある質問

エアプランツは、初心者でも比較的育てやすい植物ですが、中には疑問に思うこともあるかもしれません。ここでは、エアプランツの育て方に関するよくある質問をまとめました。

外で育てることはできますか?

エアプランツは外で育てることも可能です。ただし、直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こしてしまうため、半日陰など光の加減に注意が必要です。

また、エアプランツは冬の寒さにはあまり強くありません。冬場に外で育てる場合は、霜よけ対策が必要不可欠です。

外で育てる際も、基本的な育て方のコツを抑えておけば、十分育てることができますよ。

葉がしわしわになってしまっているのですが

エアプランツの葉がしわしわになっているのは、水分不足のサインです。以下の手順で水やりをしてあげましょう。

  1. ぬるま湯(30~40℃)に植物全体をつける
  2. 30分~1時間ほど浸す
  3. 水から引き上げ、余分な水を落とす
  4. 風通しの良い日陰で十分に乾かす

こうすることで、葉が元気になり、ハリが出てきます。ただし、水につけっぱなしは腐る原因になるので注意が必要です。

症状 原因 対処法
葉のしわしわ 水不足 ぬるま湯に浸す
葉先が茶色く枯れる 日光不足 明るい場所に移動
葉が黒ずむ、腐る 水のやりすぎ 水やり回数を減らす

普段から葉の様子をよく観察し、しわしわになったらすぐに水やりをするようにしましょう。また、春から秋は週1回、冬は2週間に1回を目安に定期的な水やりを心がけると良いでしょう。

エアプランツは枯れないと聞いたのですが

エアプランツは丈夫で枯れにくい植物ですが、適切な管理を怠ると枯れてしまうこともあります。以下の表は、エアプランツが枯れてしまう主な原因をまとめたものです。

原因 対処法
水のやりすぎ 葉の表面が乾いてからたっぷりと与える
日光不足 レースのカーテン越しの光が当たる場所に置く
温度が低すぎる 5℃以上の室内で管理する

また、エアプランツの状態から、水や光が不足していることを見極めることも大切です。

このように、エアプランツは枯れにくい植物ではありますが、手入れを怠ると枯れてしまう可能性があります。日頃から観察を怠らず、適切な管理を心がけましょう。

お花が咲いたらどうしたらいい?

エアプランツに花が咲くと、とても嬉しいものですね。でも、花が終わった後はどうしたら良いのでしょうか。

エアプランツの花が咲いた後の対応方法は以下の通りです。

  1. 花茎を根元から切り取る
  2. 株元に子株が出てきているか確認する
  3. 子株が3cmほどの大きさに育ったら、親株から切り離す
  4. カットした親株は、そのまま育て続ける

開花後は、株元から子株が出てくるので、これを増やすチャンスと捉えましょう。花茎を早めに切ることで、植物体の養分が子株の成長に回るようになります。

ただし、親株自体は花を咲かせた後枯れていくことが多いです。なので、子株を成長させつつ、親株は最後まで可愛がってあげるのが良いでしょう。

枯れたら花茎ごと取り除けば、また新しい株を楽しめます。エアプランツの寿命は短めですが、こうして株分けを繰り返すことで、何年も楽しむことができるのです。

正しい育て方を知ってエアプランツを長く楽しもう

エアプランツは、そのユニークな姿と育てやすさから人気が高まっています。適切な環境と手入れをすれば、長く楽しむことができます。この記事を参考に、あなたもエアプランツの魅力に浸ってみてください。 

 

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