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これで観葉植物に虫がつくのを防げる!虫がつかない方法と虫の駆除方法を紹介

観葉植物

観葉植物が、欲しいけど、「虫がつくのはヤダ!」と思うとなかなか買えずに躊躇してしまっている人は多いと思います。そこで今回は「観葉植物に虫がつかないようにする方法」「虫の予防法」「虫がついたときの対処方法」について紹介していきます。

観葉植物に虫がつかないようにするにはどうしたらいいの?

観葉植物に虫がつかないようにするには、いくつか注意することがあります。ここでは観葉植物に虫がつかないようにするための注意点を4つ紹介していきます。

置き場所に注意する

観葉植物に虫がつかないようにするには、置き場所に注意する必要があります。
屋外は日光が当たるので観葉植物にとってはいいのですが、虫は外からやってくるので、虫が植物についたまま室内に戻すと虫が発生し、成長する原因になってしまいます。

虫がつかないようにするためにも、日当たりの良い、風通しの良い室内で育てるのが良いでしょう。

有機肥料を使用しない

有機肥料は虫がつきやすいので使用しないようにしてください。観葉植物の肥料は有機肥料と化学肥料に分けられ、有機肥料は、油かす、米ぬか、鶏ふんや魚粉などの植物性や動物性の有機物を原料にしています。

有機肥料は虫が好む成分が多く含まれているのでそれらをエサにして虫が成長してしまうのです。化学肥料は鉱物などの無機物を原料としている肥料なので虫が寄ってくることがありません。

ほとんどの観葉植物は、土に養分が入っているものがほとんどなので、肥料は必要ありませんが、観葉植物の生育が心配な場合は、土に刺すタイプの化学液体肥料を使用するようにしましょう。

受け皿の水は捨てる

ジメジメした、湿気の多い場所は、虫が好む環境です。水のやりすぎも、受け皿に水が溜まる原因です。受け皿に水が溜まったままにしておくと、虫が寄ってきて卵を産みつけられてしまい、虫が発生してしまいます。

必要以上に水やりをせず、受け皿の水はこまめに捨てるようにしましょう。

葉水をする

虫がつきやすい葉っぱには、葉水をすると良いでしょう。葉水をすることで葉っぱについた汚れが落ち、乾燥を防ぐことができます。また、虫の種類によっては、水に弱い虫もいるので防虫効果にもなります。

葉水をするときは、葉の表面だけではなく、葉の裏側にも葉水をするようにしましょう。

観葉植物に虫がつかないようにする予防方法

ここでは、観葉植物に虫がつかないようにする予防方法を紹介していきます。

木酢液を塗る

・観葉植物に虫がつかないようにするには、木酢液をがおすすめです。木酢液は炭を焼くときに発生した煙を冷やして液体にしたもので、燻製のような香りが特徴です。木酢液に含まれている成分は殺菌効果や菌の生成を抑える効果があります。

木酢液の香りを嫌う生物が多く、虫にはとても効果があります。木酢液を選ぶときは、黄褐色や赤褐色で濁りが少なく透明に近いものを選んでください。また刺激臭の強い木酢液は避けるようにしましょう。

・木酢液の使用方法
木酢液を使用する場合は、購入する木酢液の種類にもよりますが、濃度が濃いと観葉植物にとっては毒になってしまうので、希釈するときには充分注意してください。2リットルのペットボトルにティースプーン1杯が目安です。

木酢液は、葉の表、裏、茎にたっぷりと吹きかけてください。必ず水やり後、ある程度時間が経ってから散布するようにしましょう。

ベニカXファインスプレーがおすすめ

ベニカXファインは、観葉植物や幅広い植物に使用できる殺虫殺菌剤です。即効性と、約1か月の持続性があります。スプレーすると、植物や虫に薬剤が良く付着するので、ムラがなく均一に散布できます。

逆さにも散布できるので、葉っぱの裏にいる虫も手軽に防除することができるので、おすすめです。使用するときは、商品に記載されている使用上の注意を守って散布するようにしてください。

観葉植物に虫がついたときの対処方法

コバエ

・掃除機
コバエにはキノコバエとチョウバエがいます。有機肥料を好み、土に卵を産み繁殖します。成虫の場合は、見つけたら、潰してしまうか、掃除機で吸い取ってください。

・バケツ
幼虫と卵を駆除する場合は、バケツに水をはって植木鉢ごと水につけ10分置きます。土の中に幼虫や卵が浮かんでくるので網などで救い新聞紙に包んでビニールで密封して捨ててください。

・土の入替え
幼虫と卵を駆除する方法で土ごと取り除く方法もあります。コバエは表面から2~3㎝の深さに卵を産むので5㎝だけ、無機質の赤玉土を足してください。

・殺虫スプレー
成虫と幼虫には鉢土にコバエジェットを散布すると良いでしょう。卵には効果がないので間違えないようにしてください。

アブラムシ

・取り除くか拭き取る
アブラムシを見つけたら、粘着テープで取り除くか、濡らした布や雑巾などで拭き取ってください。新芽や葉っぱは傷つきやすいので、注意しながら、優しく駆除するようにしましょう。

・水で吹き飛ばす
シャワーやスプレーを勢いよく葉っぱについたアブラムシにかけ吹き飛ばしてください。毎日こまめに水で流すと良いでしょう。

・テントウムシを放つ
アブラムシの天敵なテントウムシを放つのもおすすめです。テントウムシがアブラムシを捕食してくれます。

ハダニ

・粘着テープ
ハダニが少数の場合は粘着テープに張り付けて一気に駆除してください。

・水で流す
ハダニは水にとても弱く流されやすいので勢いよく水で流してください。

・殺虫剤
ハダニの数があまりにも多い場合は殺虫剤を散布してください。でんぷん成分が入ったものが人にも優しいのでおすすめです。また、殺虫剤を買う場合は、ハダニはクモやダニなど8本足に効果のあるものを選ぶようにしましょう。

カイガラムシ

・歯ブラシ・ヘラ
幼虫のカイガラムシは殺虫剤が効きますが、殻に覆われて付着している場合は殺虫剤は効きません。歯ブラシやヘラで、自分でこすって落とす必要があります。

歯ブラシは硬めのものを使ってください。強くこすりすぎると葉っぱが傷ついてしまうので優しくこするようにしましょう。

駆除したカイガラムシはティッシュに包んで捨ててください。また、カイガラムシは体を切断してしまうと体液が出てくるので、マスクと手袋をつけてこすり落とすようにしてください。

・水で流す
目で確認できなかった、カイガラムシも残っている可能性もあるので、ハダニなどと同じようにシャワーの水などで勢いよく洗い流してください。

・剪定する
カイガラムシが発生している場所が剪定可能な場合、切り取ってしまいましょう。歯ブラシなどでこすり落として傷がつくようであれば、剪定してしまったほうが簡単で、安全です。

剪定した枝は、カイガラムシの卵がついている場合があるので、ビニール袋などに密封して観葉植物から離して置いて捨てましょう。

コナカイガラムシ

・薬剤
コナカイガラムシは1匹でもついてるとあっという間に繁殖してしまいます。体も小さく見えにくい場所に隠れている場合があります。確実に駆除するには、「オルトラン粒剤」がおすすめです。「オルトラン粒剤」を鉢土に撒いておいてください。

1度散布して駆除できても、しぶとく生きている場合もあるので1~2か月の間は2週間に1度ぐらいオルトランを散布するようにしましょう。

・ピンセット
コナカイガラムシの成虫は白い粉状の分泌物に覆われています。薬剤では効果が出にくいので発生してから時間が経ってない場合は、ピンセットで1匹ずつ駆除してください。

歯ブラシでもできますが、コナカイガラムシはかなり小さいのでピンセットが退治しやすいのでおすすめです。

・40℃のシャワーで流す
コナカイガラムシをある程度駆除したあとは、風呂場に観葉植物を移動させ、40℃前後のシャワーで葉っぱを洗い流してください。シャワーを上からかけるだけで、コナカイガラムシの出すベタベタした分泌物も簡単に洗い流せるのでおすすめです。

ナメクジ

・熱湯をかける
ナメクジは地中に卵を産みつけるので、見つけた場合はすぐに熱湯をかけて駆除してください。塩をかけると観葉植物が育ちにくい土になってしまうため、熱湯をかけるようにしましょう。熱湯は塩と同じぐらい効果があるのでおすすめです。

駆除したナメクジはピンセットでつまんで捨ててください。

まとめ

観葉植物に虫がつかないようにするには、観葉植物の置き場所や、虫が好む環境にしないことが大切です。まえもって、木酢液を塗って置くか、殺虫剤を撒いて予防しておくのをおすすめします。もし、虫がついてるのを見つけた場合はすぐに駆除するようにしましょう。

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